見出し画像

否認や偏見は脳の正常な機能なんだけど


目の前の事実を、意識から遮断してしまう。

見えていても、見えていない。

人間の感性、知性には、否認というメカニズムが、確かにあります。


見たものを丸ごと記憶し続けたら、脳はパンクします。あらかじめ、情報を遮断する機能もあります。

たとえば、動物により見える、聞こえる帯域が制限されていたりします。ハムスターは、超音波で鳴きますから、人間には彼等の会話は聞こえません。蛙は、静止しているものは見えないので、飛んでいる虫に集中して捕まえることができます。


知性を働かせるためには、あらかじめ、前提を定め、情報を選択します。いわゆる、定説、常識、により、何を見るかを限定する。

観光ガイドブックなどが典型です。これを見なさいと、一覧表にしてくれます。

それが、定説という権威で、補強される。

そこに書かれていないものは、見ても意識にのこらない。


否認は、人間の基本的能力の1つです。

あるのに、無いことにしておく。

十年間、毎日のように、見て、触っていた、1つの亀形水盤。これを、存在すると証明するために、厳密にどう語ればいいのか。

面白い、思考実験です。

都島神社の嘉元二年1304年銘の石造三重宝篋印塔、大阪市教委によれば大阪市内最古の石造物とみなされている。が、みなみは、勿論市内最古の石造物は亀井水亀形水盤であると、断言する。

亀井水コラージュ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?