寒い。そんなのはいつもだが、今日という今日は本当にそれしかいえない。
寒すぎて冬将軍が半狂乱で迫撃砲を乱射している姿が頭に浮かんだ。

雪だけならマシなものを、かなりの強風ときたから本当にキツイ。
街は現状降っている・すでに積もっている雪のせいで白く煙っている。

綺麗な六角形の花が強風にのり、刃になって耳を少しずつ削りとっていく
そんな拷問のような天気だった。

母がお弁当を作ってくれていて、訓練校終わりはその弁当箱を返すために
一度実家に寄るのが最近の流れだ。

市電を降りれば家まで100mもない距離だが、視界不良のせいか寒さのせいか
遠く感じる。そんなときは駆け足だ。
強風と寒さで息が詰まる。そして歩道は吹き溜まりでその意味を失いつつある。

足を取られながらもなんとか家のドアを開けると、屋内の暖気とカレーの匂い
に迎えられた。
廊下の先では、母がにゅっと顔をのぞかせ、
「おかえり〜寒いしょお」「今日カレーなんだけど持ってく？」
「あんたなんで手袋してないんさっ」「いつまで続くんだろね」
いつもの流れにストーブの前で相槌をうつ。
指先から少しずつ温まってきた。

明日の夕方もきっと同じような会話に相槌をうつのだろう。

わや寒ぃ今日のことを書いてみました。
どこも寒いみたいですね。
ここまでありがとうございました。

※TOP画はフォトギャラリーより、下記の投稿者様の画像を
使用させていただきました。