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2020年11月号 寒暖差の賜物は格別の紅葉

春夏秋冬亀成園便りの23作目です。三重県松阪市飯高町での自給率の高い暮らしをする小さな自然養鶏農園からの季節レターをお楽しみください。 

【亀成園便りここから】
秋が駆け足をしています。前年度の暖冬に慣れていたので冬がどこまで寒くなるのか不安が広がります。けれど変化は悪いことばかりでもなくて、今年はわかりやすく紅葉が明白に美しかったです。
いつもの川沿い散歩道は梅も桜もイチョウも楓もバランスよく植えられている贅沢な道です。とりわけ大きく目立つのはフウの木という樹木で、緑から黄色、赤色と色を変え、葉が落ちてもトゲ丸の実を付けてくれ、何度も何度も楽しませてくれる木です。風にそよぐススキもまた秋をときめかせてくれますね。
川沿いの道だからか、赤色も鮮やかでした。一気に染まらずだんだんと色付くので撮るのは難しいものの、毎日シャッターチャンスを狙っていましたよ。

過ごしやすい秋はハイキングやサイクリングにもいい季節で、今年は一番下の子も5歳になってかなり自分で動けるようになったので、天気のいい週末は今までになく出かけています。コロナウイルス感染防止のために人が集まるイベントは軒並み中止になったことも、家族でのアウトドアが増える後押しになりました。何事も両面ありますね。
亀成園から行きやすい山はどこもわりと傾斜がきつい分、短い時間で別世界の眺めを楽しむことができます。写真は渓谷ハイキングの時です。滝を目指して川の上の橋をたくさん通っての素敵な道で、禁漁区の自然の中なのに、道を整備してくれている人の気配を有難く感じることができる、お気に入りのコースです。ハイキングの日は間近でカモシカにも遭遇しました。

風光明媚な秋はグルメの季節でもあります。火をおこしてじっくり焼いたサツマイモや味噌を塗った里芋、根菜もそろそろ出番かな。卵はおでんにも大活躍ですね。
【亀成園便りここまで】
一番好きな秋の季節をなんとか表現したくて、写真を意識してみた号です。
きれいな写真撮れると本当に嬉しいですが、なかなか思うようには上達せず、ジレンマを抱えています。だからこそ、誰かの撮ったきれいな写真を見るのは好きで、そこに美しい言葉を添えたくなりますね。
亀成園を訪れる方も楽しい思い出と共に、いつも美しい写真を撮って下さっていてありがたいです。共有して下さるときもあり、亀成園でのお客様笑顔が残されているのはほんとうに嬉しいですね。

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