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ジビエ普及のための餃子

春夏秋冬亀成園便りを残すためのnoteですが、気になるお題を見つけてしまいましたので脱線です。

#餃子がすき

天津暮らしを4年半していた亀成園園主夫妻にとっても餃子は欠かせない食べ物のひとつです。とりあえずこれがあれば幸せという食べ物が両手両足の数ほどもあるのって、ご機嫌に日々を生きていく上では大きなアドバンテージですね。それもご機嫌アイテムは餃子、カレー、ピザに唐揚げといった子供から大人までの定番でいいのでハードルが限りなく低いですね。

そして中国での餃子は具材がシンプルだったことにも大きな影響を受けており、家で作る餃子は中身2つでいいのです。
すなわち鹿肉ミンチと野菜1種
一番定番は畑のニラですし、冬野菜があるときは白菜です。
大葉の大量消費をしたこともあるし、直売所で買っちゃった大きな水菜のこともありました。
とにかく鹿肉ミンチと野菜を刻んで、つなぎの卵と隠し味のごま油を合わせて具のあんを用意したら、包みます。

サムネイル画像は一年前の春節に合わせて皮から手作り餃子を教えてもらったときのマウント画像なので、いつも生地から作るのではありません。できたらいいなと憧れつつも、とりあえず買い置きの生協さんの生地で「今日は餃子にしよっと」と思い立ってサクッと動くのが好きです。
作ることに縛られ過ぎずに、かなり気楽に鹿肉餃子をたくさん食べて生きていきたいです。

脂身がほとんどない鹿肉ミンチと野菜だけの餃子を、酢醤油でさっぱりたくさん食べます。茹でて水餃子にする分と、焼き餃子と、時々包み方を変えて帽子に見たいなったり手裏剣みたいにしたり。
お料理を手伝ってもらうのが苦手な私でも、餃子を包むのは誰かと一緒にやるのが楽しいです。ビール飲みながらご機嫌な時間が続きます。

私が子供の頃も餃子包みは親子の時間でした。定番の豚肉だったので、餡が手に付くたびに私がペロリとなめないか、母が目を光らせていたものですが、鹿肉は手に付きにくい所も餃子の餡としてふさわしいと思っています。
もちろん肉汁じゅわわの豚肉も大好きですが、それは多分どこのラーメン屋さんなり中華定食屋さんでも頂けるので、ジビエ普及を訴えていきたい獣害に悩む地域の猟師の家としては、鹿肉餃子を推したいですね。


ところで昨年の餃子作りの集まりを詠んだ初期の短歌があります。
見た目は漢字ばかりで中国っぽさを意識もしつつ、しっかり五七五七七に包み上げていますよ。

丸い皮円満包む餃子会具材内訳幸福至極

昨年の終わりにこちらが故郷の友達と別れなくてはいけなかったときも、餃子を持ってご飯会に寄らせてもらいました。

サヨナラは地物餃子の餡にして故郷守る人であるから

歌心も刺激するとは、餃子のパワーは並大抵ではありません。
鹿肉ミンチと卵と野菜があれば。
亀成園の餃子は生きていく安心の象徴でもあります。

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