そうです。あの動画を観ました。全然知らなかったから最近のゲームだと思ってたんだけどもう10年前のゲームなんだね。

総評として、私は非常に好きなゲームです。

視点を回転させるギミックが特徴的な疑似2Dパズルアクション。

パッと見は8bit風ドット2Dアクションだが、世界は全て箱型の3D空間で、プレイヤーはそれを横から見てるという仕掛けが施されており、プレイヤーは視点を回転させて様々な角度から3D世界を2Dの視点で見ることで進めない位置を進んでいく。

単に隠れている隠し通路を見つけるだけでなく、2D視点で奥行きを無視することで繋がっていないハシゴを繋げたり、バラバラに配置されている足場を階段状に揃えて道を作ったりなど、錯視や立体のトリックを用いた仕掛けが遊んでいて楽しい。

ゲームの流れは非常に単純で、歩いてジャンプして道に落ちているコレクトアイテム「キューブ」を拾って、一定数集めるとクリア。カービィ64のクリスタル集めを延々とやる感じ。

操作は滑りこそするが非常にわかりやすく、仕掛けもクリアするだけならわかりづらいものはないので、クリアするだけなら割とサクサク進められると思う。

ともすれば単調なゲームにスパイスを与えてくれるのが、高難度の仕掛けを解いた時に手に入る「アンチキューブ」。

これを集めようとすると「ゲーム中のコレクトアイテムを集めてマップ背景内の暗号と合わせて背景に記されているの読み方を解読して、それに従って高難度のリドルを解く」くらいのハイレベルな謎解きを要求され、非常に歯ごたえがある。私は諦めた。

プレイ時間はエンディングを撫でるだけだと4時間くらい。低価格帯で隠し要素をほぼ全て投げうったにしてはしっかり遊べるレベルだと思う。私は更にセールで半額で買ったので不満はない。

欠点として、立体のトリックや背景リドルなど画面を注視するギミックが多いのに、随所にかなり目に痛いフラッシュが使われているので遊んでいて時々嫌になる。Steam Deckじゃなかったら積んでたね。

こういうゲームが好きならかなりベターに遊べる良作。おすすめ。