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下駄の包装紙デザインについて

※こちらの記事はpixivFANBOXSUZURIpepoleであげている内容を持っていきているので300円の有料にしています。

今回は仕事について少し書きたいと思います。
大分県の伝統工芸品でもある「日田下駄」を作っている
本野はきもの工業さん( http://motono-hakimono.com )から
ご依頼頂いて作りました
下駄を包む包装紙についてです。
先に完成品をご覧ください。


自分でも一番いいなと思ったものが通ったので
とても嬉しかったです。\\ヤッタ!//

では少し細かく制作までの事を。
まずご依頼が来たのでハングアウトで遠隔打合せを
行いました。そちらで要点を聞きます

●印刷は地元で行う
●担当の方はイラレが扱える
●色は一色
●用途はお祝いでも法事でも使えるもの。
●地元の要素も欲しい
●オリジナルで作る
●中に包む箱の色は茶色、ロゴ印刷してある

お客さんが印刷に対して不慣れな場合は
印刷手配も代行することもあります。が、今回は
→●印刷は地元で行う
→●担当の方はイラレが扱える

のでありません。ですが、他の方が入稿して
印刷会社とのやり取りがスムーズになるよう
→●色は一色
の色指定をしっかり決めて納品しなくてはと思っておきます。
またネット通販と違い、印刷会社で直接やり取りする場合は
色の融通がきいたりします。
お客さんが色味に対して若干の変更などの余地も考えます。

→●用途はお祝いでも法事でも使えるもの。
これ、地方の個人商店だとすごく大事な事で
それぞれ別で包装紙を作るほどの予算もないので
パッケージでは以前でも言われた事がありました。

→●地元の要素も欲しい
→●オリジナルで作る

せっかく依頼して作るオリジナルの包装紙。
また、伝統工芸品である「日田下駄」を作っているお店として
色々な場所で出展したりしているのを知っていました。
少しでも「らしさ」を出して「地元」をイメージさせたいですね。
とはいえ、ロゴが既にあるのでそれとちぐはぐにならないように
気をつけます。

→●中に包む箱の色は茶色、ロゴ印刷してある
中の箱の色が白なのか、黒なのか、茶色なのか。
薄い包装紙ですので、地色が少し影響するかもしれない、
開封する前と後のイメージ差も考えたりします。

みたいな感じで打合せしました。
それからラフを作っていきます。


包装紙はリピートしている方がいい、なぜなら
もし足りない場合は継ぎ足して使われる事もある、
包まれるサイズが変わったりするかもしれないです。
なので、今回は一枚絵というより
リピートできるものを考えます。

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ご褒美に美味しいものを買ったり飲んだりしたいと思います。