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あの扉の向こうに『傾きある日常から』

あの扉の向こうには


ただ過ごしていると

その事に気付かない。

「あの、傾き始めてますよ」

始まりはいつなのか

徐々に傾いていく日常に

違和感もなく

淡々と日々が流れている。

溜まった感情の重みで

傾いた心は

やがて日常を歪ませていき

少しずつカタチを変え

少しずつヒトを変えていく。

「ねぇ、傾いていますよ」

そう声を掛けることで

気づかせてあげて。

そのきっかけがあれば

歪む前に戻せるはず

何度も傾いては正していく

これまでも、これからも。

ひとりでは気付けない時は

誰かが気付いてあげればいい

そのためにボクらは繋がっている。

「ねぇキミ、なんか傾いてるよ」



そんな『傾きある日常から』気付き合うことで、心の角度を見つめ直す物語。。

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