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助けてくださいと言える人に

先日、火曜日夜9時放送のドラマ『パーフェクトワールド』が終わりましたね。

脊髄損傷の主人公とその彼とパートナー、家族や彼を取り巻く周りの人との人間関係、葛藤や前を向いて生きる姿を表現した作品と言えるでしょうか。

とはいえ、このドラマ、最初はあまり観ていませんでした。

なんとなくストーリーが、ハッピーエンドという展開だろうなと思っていたのですから。

しかし、中盤辺りからハマってしまい、ずっと毎週観ていました笑。

医療や福祉などを扱うドラマはこれまでもなるべく目にする機会は多かったのです。

ただ今回は漫画まで借りて読むくらい、のめり込むほどだったんですよね。

ただそれと同時にたまたまレンタル屋さんでとある漫画を見かけました。

それが、『10万分の1』という漫画です。

なんだろう、このタイトル?

変なタイトルやなー、というくらいにしか観てなかったのですが、直感だけでレンタル。

これがまさかの出会いでした。

ALS、聞いたことがあるでしょうか?

筋萎縮性側索硬化症という病気のことです。

主人公の女の子が、この病気にかかってしまい、それでも懸命に生きる姿を映したストーリーです。

これもまた、ALSとは酷な病気です。

だんだん筋力が落ちて、手足が動かなくなり、喋ることもできなくなる。

頭はしっかりしたままなので、痛みも苦しさも感じます。

最終的には、まぶたすら動かせなくなり、呼吸器で生きている状態となるケースがほとんどといってもおかしくないでしょう。

僕もかつて、このALSの方を理学療法という側面から、動作や呼吸のサポートをさせて頂く機会もありましたので、医療に触れたことのない方々よりは状況がイメージしやすいのです。

さて、本題に入るのですが、この2つの漫画の主人公が全く同じことを言っていたのです。

それが、

『助けてください』

でした。

一方は脊髄損傷、もう一方はALS。

両者とも、正直なところ自分で出来ることが限られています。

年齢を重ねることに出来る動作も、少なくなってきます。

そんな彼らが言ったコトバが、これだったのです。

自らが出来ないことは、正直に出来ないと伝えて、周りのサポートを依頼する。

これってすごく大事なことですよね。

あんまり普通ってコトバは使いたくないですけど、障害や病気を発症させずに普通に生きている僕のような人は、意外と頼むということが苦手です。

自分でやった方が早いとか、あいつにお願いしたくないとか、変なプライドが邪魔をするのか、素直に頼むことをしません。

『助けてください』

この一言です、たった一言発するだけで、未来が変わります。

そして、今という現実も変わります。

僕たちは1人で生きようとし過ぎています。

僕なら大丈夫、私なら大丈夫、そうやって強がりながら自分に言い聞かせてるのです。

でも、そんなことはしなくていいんです。

あなたが助けを求めれば、間違いなく助けてくれる人がこの世にはいます。

だから、彼らのように自分の出来ないことを認め、素直に言ってみたらいいんです。

『助けてください』

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神本崇聖~僕たちはどう生きるのか~

理学療法の発信はしない理学療法士。Jリーグから地方リーグまで観戦に行くほどのコアなサッカーファン。世の中に活かしていけるものを創り出していく一人のクリエイター。最近はいかに生きるかがテーマ。note、メルマガは自分の世界観を表現しているものです。
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