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日常と×非日常の「島ねこ街道」。ウォークやラン、サイクル&ポタリングで島さんぽ

大矢野島の宮津海岸と弓ヶ浜海岸をつなぐ「島ねこ街道」。湯島や雲仙普賢岳を一望する西海岸にはいくつもの漁港が点在し、島の日常を肌で感じるシーサイドロードです。島グルメや温泉などが点在し、ウォークやラン、自転車でのんびり散策するのにもちょうどいいルート。比較的起伏も少なく、あさんぽやサンセットウォークにポタリング、カフェめぐりなど、リフレッシュタイムにもぴったりです。

シーサイドリビングとしての「宮津地区」

海辺に面した宮津地区は島民とゲストが出会い、くつろぐ、上天草のリビング的な存在。ショッピングスポットやミュージアム、温泉、公園などがコンパクトに収まっていながら、海辺の解放感も味わえる天草諸島のなかでも稀有なエリアです。



天草四郎ミュージアム」のある高台は、海と街並みを見下ろすビュースポット。ヤシの木越しの海景色が見られ、サンセットフォトスポットとしても人気です。夕景ファンが集うもうひとつの場所が「宮津海遊公園」。


上天草の農産物や海産物が揃う「道の駅さんぱーる」に隣接していることもあり、休日はピクニックや夕景を楽しむ人で賑わいます。竜宮城のようなただならぬ雰囲気を醸す「上原鮮魚店」は、魚屋ならではの鮮度を味わうお魚系ランチスポットとしても話題。高台の「スパ・タラソ天草」は、露天や内湯でオーシャンビューの温泉を満喫できるほか、食事処やタラソテラピープールなども充実しています。

道の駅さんぱーる。「野菜やフルーツ、加工品」「花と雑貨」「とれたての魚介と海産物」の3つのゾーンからなり、週末などはモバイルカーの飲食サービスも。
穏やかな港の日常が心地いい、スパタラソ天草の露天風呂。貸切タイプの湯もあるので、家族や仲間とのんびりしたい人や、病後のケア期を含め、肌を見せたくない人にも安心。

猫の島への入り口「江樋戸港(えびとこう)」

大矢野島と湯島を結ぶ船の発着港です。毎日往復5便の定期航路があり、通勤や通学、生活必需品の輸送など、島民のくらしをつなぐ要衝ともいえる港。約300人の島民と約200匹の猫たちがよりそいあってくらす湯島は近年、“猫の島”として親しまれ、癒しを求める人が数多く訪れます。定期船は片道30分弱、周囲約4kmの湯島は日帰りでも十分楽しめます。湯島の旅館やゲストハウス、お試し移住スペースやコワーキングスペースを利用すれば、“ニャーケーション“も叶います。

ギョギョッ(魚魚)と楽しい鳩之釜〜七つ割漁港

上天草は、「獲る漁業」と「育てる漁業」が盛んです。有明海に面した鳩之釜漁港や七つ割漁港には常に漁船が停泊し、漁や餌やりなどに行き交う船で賑わいます。水揚げ直後の漁港の活気や、漁の合間に網の手入れをする漁師たちの姿は、上天草の日常そのもの。傍らには、おこぼれを待つ島ねこたちの姿を見ることもしばしばです。風景に癒されたあとは、界隈の食事処で魚介を味わうのもいいでしょう。


休日や朝夕は、釣りを楽しむ人の姿が多いのもこのエリアの特徴です。「鳩の釜漁港」界隈は、アジやコノシロ、スズキやコウイカなどが釣れるスポット。アクセスしやすい港のため、サビキ釣りや夜釣りを楽しむ釣り人も多いようです。潮通しがいい「七つ割漁港」の波止場周辺は、アジやチヌ、キスにコウイカ、メバルなど、さまざまな魚が狙える釣り場として知られます。キスなどの投げ釣りや、エギングを楽しむ人も見られます。ただ、いずれも地元の漁師さんたちの生業の場。禁止区域への侵入はせず、釣る場所や駐車スペースなど漁師の仕事の妨げにならないように気をつけましょう。また、ゴミの持ち帰りやトイレのマナー、救命具装着など、安全や衛生面の配慮も忘れずにいたいものです。

 

雲仙普賢岳がすぐ目の前!白砂の弓ヶ浜ビーチ

湯島や雲仙普賢岳を一望する絶景ビーチ。プライベート感の漂う小さな海水浴場ですが、地元住民たちの清掃がこまめに行われ、白い砂浜とおだやかな水面を眺めているだけでも癒されます。

海岸線にそうように遊歩道が整えられているので、ウォーキングや犬の散歩を楽しむ人の姿も多いよう。島民と挨拶を交わすだけでも、日常との距離がグッと近くなるはずです。海水浴場から徒歩数分のところには、お手製の洞窟風呂と泉質の異なる2つの湯で有名な温泉宿「湯楽亭」もあり、日や時間帯によっては日帰り浴も楽しめます。


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