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ピカチュウの素晴らしさ

ピカチュウって知ってますか。
知ってますよね。当然ですね。世界常識ですもの。知ってて当然。生まれてくる赤ん坊ですら、DNAに刻まれた遺伝情報としてピカチュウは含まれてますからね。あー、初代のピカチュウはレベルで10万ボルト覚えないんだよな~ってこともしっかり覚えてます。ピカチュウバージョンは覚えるってこともです。
しかし、このトップ絵はちょっと特殊です。世間一般的にはゴリチュウとジャンル付けされているみたいですが、僕はゴリチュウという名前が付けられる前に「ピカツュー」という名前を付けていました。
発音しづらいのが特徴です。
今回はそれくらい大好きなピカチュウについて語ります。

何故ピカチュウなのか

いやだって、かわいくないですか?
僕は初代ポケモン(赤、緑)が発売されたときからポケモンをやっているので、ピカチュウという存在が「トキワの森に5%で出現する」という攻略本の情報くらいしか無く、鳴き声も「ジギョジュギュイ」みたいな電子音でした。今みたいなすらっとした見た目ではなく、まるまると肥え太った感じです。
しかし、虫ポケモンしか出現しないトキワの森で出てくる唯一の電気タイプ。しかもこの先しばらく電気タイプのポケモンが出てこないということを考えると、もうゲットするしか選択肢が無かったわけです。
タケシ戦で使うには「なきごえ」を延々と使い続けるバフにしかなりませんが、カスミ戦ではとても役に立ちます。特に最初にヒトカゲを選択してしまった少年GAIにとっては、カスミ戦の電気タイプは非常に重要なのです。
ってかヒトカゲかっこよくない?最初に買ったソフト緑だったけど、普通にヒトカゲ選んじゃったよ。炎タイプとかめっちゃ主人公っぽいし。(タケシ戦で後悔)
ともかく、ピカチュウはそれだけ魅力的だったのです。
というか、5%しか出現しないって書いてあったら、意地でも捕まえたくなりません?僕はなります()

よ わ い

超弱いです。ピカチュウ。スピードだけはありますが、それだけです。
雷の石でライチュウに進化させるという選択肢はありません。かわいいので。しかし、弱い。ピカチュウバージョンは半ば拷問に近いです。なんたって最初から持っている特殊ピカチュウは進化を拒否しますからね。大谷育江ボイスなのは非常に評価しますが、それを差し置いても弱いです。でもかわいい。でも弱い。
よって、アニメリスペクトで最後までピカチュウを使おうとすると、とにかくしんどいです。金銀レッドが80レベルオーバーまで育てちゃったのもわかります。そこまでやらないとまともにバトルできません。いや、そこまでやっても厳しいです。
思えば初代のかわいい三銃士(と言われていた)ピカチュウ、ピッピ、プリンはみんな石進化。しかも弱い。ノーマルタイプのピッピはまあ、覚える技が多いのでマシですが、タイプ一致しないので、体力に利点のあるカビゴンを使う方がいいですし。指を振る?そんなもんは知らん。
あ、でもピカチュウバージョンで波乗りピカチュウのミニゲームが遊べるのはよかったですね。超面白かったです。なんなら本編ほったらかしで、ずっとセキチクシティに滞在していたくらいです。スマホで波乗りピカチュウゲーム出してくれないですかねえ。
とにかく、ピカチュウは愛でるにはいいですが、バトルに使えるかどうか、という観点からすると非常にしんどいと思います。しかし、ここで僕は思ったのです。弱いのであれば、強くすればいいと。

薬漬け

誰もが通る道、ドーピングアイテム。ここに足を踏み入れると、立派なポケモン中毒者です。おめでとう。
タマムシシティには4種類のドーピングアイテムが一つ9800円で売っています。タウリン、インドメタシン、リゾチウム、ブロムヘキシンです。マックスアップは青版にしか売っていません。名前からしてもうヤバいです。
ドーピングアイテムはレベルが低いうちじゃないと数が使えないので、最低レベルでゲットした上に、初期ステータス吟味もしないといけません。
ピカチュウはトキワの森ででてくるのが最低レベル(当時は卵とかありません)なので、延々と5%で出現するのを待って、ゲットして、数十万円かけてピカチュウを薬漬けにしていくわけですね。
結果から言うと、それでも弱いです。(絶望)
一体四天王からいくらカツアゲしたかわかりませんね。

もはや手詰まり。だが。

ゲーム内では無理でした。ですが、まだ手はあるのです。そう、人類が得た究極の武器。あらゆることを可能にする複数の世界線。
二次創作の世界が。
そう、弱ければ、強くしてしまえばいいのだよ。
素晴らしき二次創作の世界。
そしてマッチョなピカチュウ、「ピカツュー」の完成です。
当初はラクガキ程度に描いていましたが、なんだかまるで強いピカチュウがそこにいるかのように、たくさんたくさん描き続けました。
たぶん、こんなにマッチョなピカチュウを描いているのは世界で僕一人なのではないかな、と思うほどに大真面目に描き続けました。
そして、ついに。10年以上描き続けた結果。本当に動き出したのです。
そう、二次創作小説の中で。
それが僕の書く人気web小説「ポケットモンスター闇」です。
読んでください。(懇願

この小説では、マッチョなピカチュウが出てきます。
これだけ書くと、「なんだよネタ小説かよ。まあ精々笑わせてくれやははは」みたいな感じで読まれると思いますが、残念ながら超真面目です。そして話がめちゃんこ重たいです。
タイトルでも書いてある通り、これはポケットモンスターの世界の裏側。犯罪と狂気と悪意渦巻く闇の世界を書いたものです。
マッチョなピカチュウは過剰なドーピングで生み出されたモンスターです。
ストーリーは初代ゲームストーリーを基本的には踏襲しているので、初代をやったことのある人なら、次はどういう展開になるのだろう、というドキドキ感も持てます。なんといっても、通常ルートがゲームで一度やっているんですからね。あくまで、正規ルートで物語は進行しています。しかし、その裏側にはこんな世界があったのかもしれない、という救いの無い話です。
しかし、ピカチュウがいるのです。
我らのピカチュウがここにはいるのです。力もスピードもある、超強力なピカチュウがついに誕生したのです。
僕はそれだけで満足です。
たとえ読者に「作者は頭がおかしい」とか「この作品は絶対に子供には見せられない」とか「こんなに狂気を表現できる人間が正常なわけがない」とか言われても平気です。
だって、そこにピカチュウがいるから。
僕の夢見た、とっても強いピカチュウがいるからです。
サトシは僕で、僕はピカチュウと一緒に旅をしているんです。わーい。

ピカチュウはいいぞ

僕はピカチュウが大好きです。
当時から好きですし、今でも一番好きです。
妖怪なんたらとかデジなんたらとかたまごなんたらとか、いろんなのが今までに出てきましたが、ピカチュウの上に立つことはありませんでした。
僕にとって、ピカチュウはかわいい以上の何かなんです。
きっと将来、人工生命体みたいなものが作れるようになったら、僕はピカチュウを作るでしょう。
逆に、2次元の中に入れる夢のような機械ができたら、ポケモンの世界に入るでしょう。
自分の目の前で、自分に話しかけてくれるゲーム「ピカチュウげんきでちゅう」はものすごいゲームでした。最近もピカチュウとイーブイのゲームがでたりしましたね。
でもやはり、見て話しかけるだけでは物足りないのです。
触りたい。ピカチュウと一緒にお出かけしたい。
たとえそれが、マッチョだったとしても。

おわり


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