アタシは猫のユキ(♀)。だけど喋ります。 でもちょっと辛口。毒も多めに入ることもしばしば。 アタシの仕事(美容師)のお客さんへの「それってどうよ？」的なマナーに関する話とか、お悩み相談とか、はたまた人生相談とか ざっくばらんにお話します。時にネコ目線もあるわよ。

今回のご相談

先日、知人のヘアサロンがオープンしたと

友達から聞き、ちょうど髪も切りたかったし

カットをしてもらいに行ってきたんです。

知人ですから、話も弾み要望も言いやすいし

とてもいい店だなと思いつつ

知人の仕事ぶりを見てました。

そして仕上げをしてもらって

レジへ行き、お会計に少し戸惑いました。

彼は正規の料金を請求してきたからです。

他の一般の方と同じ料金です。

私がてっきりお友達価格だと、思い込んでたのが

いけないのもありますが、少し残念な気持ちになりました。

彼は私のことを知人の扱いではないのかな？と思ってしまったんです。

決してお金をケチってるわけではありませんが、贔屓なしにされたことが

それが少し悲しい気持ちもあり、残念だった気持ちもあります。

関係がやはり深い友達ではないし、友達の友達ですから

一般の方と同じ扱いだったのでしょうか。

髪型や店の雰囲気は気に入ったので、もう一度は行こうと思いますが

継続して行くかどうかはわからないです。

私の感覚がおかしいのでしょうか？

34歳 男性

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「友人・知人あるある」 よね。

感じてしまったことを本人には言えず、周りの友人などに「どう思うー？」ってグチる的な。

友人・知人目線というか、お客目線で考えると

ま、あなたの気持ちもわかるわよ。

「そういう関係性だったのか？」とかよね？

お金ってけっこう関係性を左右するから。

でもアタシはヘアサロンを経営してるから、店側の気持ちもわかる。

ポイントは、カットしてもらいに行った時に

・手ぶらで行ったのか？

・カットに行くまでに、なにかしらのお祝いとかしたのか？

ってとこね。

そこを書いてないから、なんともジャッジできないんだけど

でも、人間ってお祝いしたら「お祝いした」って言うから

おそらくカットだけに行ったんでしょうね。

相談者の34歳の彼にとっては、カットに行ってあげることが

「お祝い」だと考えたんでしょう。

事前に「お祝い」とかカットの際に「お祝い」した場合って

アタシなら、もちろん「今日はもうお友達価格で」とか

こっちから言うわよ。

お互い持ちつ持たれつつだから。

そして、この彼のようなケースの場合は

アタシも正規の料金をいただく場合が多いわ。

なぜって、ヘンに割引したらその後が正規に戻しにくいから。

ま、関係性もあるかと思うけど。

アタシが思う正解っていうか、

アタシのスマートな考えは

友人・知人であればあるほど、

ちゃんとお金を払って (むしろ多めに)

「敬意」と「応援」を表すこと　だと思うのね。

店出したことがある人なら、わかるかもしれないけど

ほんとカツカツなのよ。

お金ないのよ。

出店で大量のお金を使うし

それを継続させる運転資金もいる

そういうのが、アタシにはわかるから

他のお店には、ちゃんとお金を払う。

店側の感覚だと

「お祝い」もうれしいんだけど

いっちばんうれしいのは

お店で、たくさんのお金を使ってくれることなの。

　・ヘアサロンだと、たとえば家族で来てくれるとか

　・飲食だと大勢で貸し切ってくれるとか

　・物販だと、すっごいたくさん買ってくれるとか

お店のいちばんの目的は売上を上げること だから

(それが、運営費や生活費や経済を回すお金になるから)

売上が上がることがうれしいことなのね。

店主側も、「ありがとう」っていう感謝の気持ちを

どの程度、表現したか？ってのも２人の関係性を左右するわよね。

気持ちの表し方次第で、その後が継続するか？しないか？で

幸せ度が違うものね。

だから、あなたがカットに行ったことは

充分、お店に貢献してるから知人は喜んでるはずなのよ。

もしかしたら、店主の感謝の表現が少し足りなかったかもしれない。

だけど、正規の料金を払ったことが「お祝い」だと思えるようになると

もっとステキな関係性を持てるし、ステキな世の中になるわよ。

友人・知人だからこそお金を使う

のがアタシは大事だと思うわ。