高所恐怖症の僕がVR PARK TOKYOに行ったら、怖くて泣きそうになった件

時は2017年、世は空前のVR(バーチャルリアリティ)ブームである。大企業からスタートアップまで皆が「ぶいあーるぶいあーる」と叫び、あの重たいゴーグルを振り回している。SONYが発売したPSVRは即日完売し、ついには地方自治体までもが「バーチャンリアリティ」なるコンテンツを作ったらしい。

これはまずい。世の中の変化を的確に読み取り、常に時代の最先端をリードする、みんなからキャーキャー言われるかっこいい男...になりたい僕としては、このムーブメントにもきちんと顔を出しておく必要があるだろう。

そんなことを悶々と考えていると、あのGREEが渋谷にVR PARK TOKYOなるアミューズメントパークをオープンしたという情報が入ってきた。これはぜひ行かねば。

僕「ねーねー、渋谷にVRが体験できる施設ができたらしいよ!」
隣に座るCTO「へぇ」
僕「でも一緒に行ける彼女がいないだよなぁ。今たまたま。」
隣に座るCTO「へぇ」
僕「ねーねー」

こうして僕らは、ある晴れた休日に、VR PARK TOKYOに向かったのである。男二人で。

入場料制で遊び放題

VR PARK TOKYOは、渋谷が誇るゲーセン「アドアーズ」の4階に位置している。特に休日は賑わっており、朝10時に施設に着くと、既にそこには長蛇の列が出来ていた。事前にWeb予約を済ませていた僕らは、係員のお姉さんに名前を告げ、券売機でチケットを購入する。1人2900円だ。

ここは、1階〜3階までのアドアーズ本体と違い、チケットを購入すれば70分間遊び放題になる仕組みを採用している。館内には6種類(2017年2月にさらに1種類追加予定)のVRゲームが設置されており、好きなゲームから順番に体験できるのだ。

ホラーVRは18禁!?

僕らはまず「体感ホラーVR」なるアトラクションを選ぶことにした。ジェットコースターが苦手な僕だが、お化け屋敷は得意分野なのだ。真っ暗な部屋の中に入ると、ビデオが再生され状況説明が行われた。

ビデオの中の人(たぶん偉い捜査官)によると、どうやら可愛い女子高生が闇の組織に捕まり、どっかの地下施設に監禁されているらしい。しかも、早くしないと変な実験の餌食になってしまうとのこと。それはまずい。一刻を争う。だが、残念ながら中の状況が全く分からない。いきなり突入するのは危険だ。そこで、まずはVRを使って女子高生の意識と"シンクロ"し、女子高生の目を通して内部の状況を確かめることにしたというのだ。

なるほど…!頭がいい。

僕らはOculus Riftとヘッドホンを装着し、男二人並んで着席した。まもなく映像がスタートし、女子高生の意識とシンクロする。すると目の前に、薄暗い地下牢が現れた。

テレビや映画と違い、VRゴーグルをつけていると、まるでその場に本当に座っているかのように映像が見える。上下左右に首を振っても、確かにそこには空間が存在するのだ。まさにシンクロ度100%と言っていい。

…おや、何やら怪しい男が部屋に入ってきた。

え、ちょっと近いんですけど。

え、触らないでもらえます?そこ太もも。

うわああああ。うぶな女子高生(推定17歳)になんてことするんだ。22歳じゃないんだよぉ。

うおおおおお、や、やめろー。

まじかーっ。

END

一番のオススメはDIVE HARD VR

絶望感を感じて「体感ホラーVR」の館を出た後も、僕らは幾つかのゲームを楽しんだ。360度あらゆる方向から襲ってくる敵を倒すという体験は、既存のゲームでは絶対に得られないものであり、新しさを感じることが出来た。武器を持ちながら、瞬速ターンをしたり、ジャンブしたり、しゃがんだりするので、それなりの運動にもなる。

しかし、そんな数々のゲームよりも僕の中で最も衝撃的だったのは、施設内で最もシンプルなアトラクション「DIVE HARD VR」であった。これはVRの映像として、屋外エレベータで超高層ビルの屋上まで上り、そこからはしごを伝ってヘリコプターに乗るという単純なゲームなのだが、マジで恐い。

確かに僕は高いところが苦手である。そう、いわゆる高所恐怖症だ。それは認めよう。とはいえ、ただの映像である。

そんな風に高を括っていたのだが、実際にエレベーターが高速に上昇し街の景色や足元が見えてくると(※ただの映像)、即座に前言を撤回したくなった。冷汗も出てきた。足元がふらつく。そんな極限状態の中、空中にかかるはしご(※ただの段差)に足をのばすのだ。恐い。ここから落ちたら本当に死んでしまうんじゃないか。そんな想像が頭をよぎる。まだ死にたくない。彼女もいないし、結婚もしてないし、子供もいないし、まだ死にたくない。

そんなことを頭の中で叫びながら、はしご(※ただの段差)を渡った様子が以下の動画だ。我ながらダサい。

現時点のVRはiPhone 3G

幾つかのアトラクションを体験して思ったのは、まるで現実世界かのように錯覚できればできるほど、VRアトラクションとしては面白みを感じることが出来るということだ。そういう意味では、自分の動きを感知し映像に反映できるHTC VIVEには一日の長があった。また機器の性能に対してオーバースペックで粗が目立つものよりも、シンプルなコンテンツのほうがよっぽど良かった。ちょうどiPhone初期に最も流行ったアプリが、ただビールを飲む真似ができるだけのゲームだったように。

中国には既に数百〜数千店舗規模でVRカフェなどのVR関連施設がオープンしているという。日本でも、これから続々とVRが体験できる場所が増えていくことだろう(既に幾つかある)。興味はあるけどまだやったことなかったという人は、ぜひ次の週末にでも足を運んでみて欲しい。少しばかり先の未来が見えるはずだ。

事前予約とかはこちらから ⇒ http://www.adores.jp/vrpark/


VR PARK TOKYO 感想

【良かったこと】
1. 家では出来ない大掛かりなVRが体験できる。
2. 元々ゲームセンターなので、内装も雰囲気が出ている。
3. VRを体験している女の子を眺めるという新たなエンターテイメントも開拓できる(記事中の写真で雰囲気は掴んでもらえたはずだ)。

【行く際の注意点】
1. 事前にWeb予約をしていく。混む。
2. どうしてもやりたい&人気が高いアトラクションから始める。70分では3,4個が限度で、全部のアトラクションは体験できない。
3. デートもしくは異性の友だちと2人で行く。周りはみんなカップルだ。

さて、最後に下のシェアボタンから「はてブ」ボタンを押そう。ミッションコンプリートだ。

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