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食を考える―デンマーク・コペンハーゲンの取り組み―

こんにちは。ゆーたです。食って大事。

今回はデンマーク・コペンハーゲンでの食にまつわる活動を紹介。

①Foodsharing Copenhagen

市内の大手スーパーマーケットやパン屋さんから販売することができない商品を回収し、それを毎週水曜日と土曜日に必要な人々に無料で配布している団体です。もちろん、配布前に食べられるものだけを分別します。食べることができない部分はコンポスト化されます。

ここで、大切なのが、”誰でももらえること”。様々な人が集まります。学生、お年寄り、親子などなど。参加理由は様々。食費を節約したい、環境に対する取り組みに貢献したい等。ただ余った食料をシェアするのではなくて、食を通じて、コミュニティーを盛り上げていこうとする勢いが感じられました。

食べ物の受け取りに必要な手続きはありません。当日チケットを受け取り、各自好きな食べ物を好きなだけもらって帰る。シンプル。

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こちらは一回で僕が実際に受け取った野菜や果物です。スーパーで手に入る食材と何の変りもありません。無料で手に入る食材は貧乏留学生にはありがたやありがたや。。。

詳しい内容はHPを参照してみてください。彼らの思いが綴ってあります。

②Wefood

次はこちら。ここでは、様々な事情で一般のお店では販売できない商品を格安で販売しています。例えば、ラベルの印字ミスや、賞味期限/消費期限が迫っている商品など。もちろん、誰でもここで買い物ができます。通常のスーパーマーケットの半額以下の値段で販売をしています。

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WefoodのHPはこちらから。


さて、FoodsharingCopenhagenとWefoodの取り組みから感じたこととは。

「インクルージブであること」

どちらの活動も、誰でも参加/利用ができるため、お互いのバックグラウンドを気にする機会はない。参加理由も皆様々であるため、食べ物をもらう/安く売られている食べ物を買うことに対して、抵抗や引け目を感じる必要がない。環境にも社会にもグッドです。

有名な話であるが、

不平等な食糧システムー世界では全ての人々が十分な量が食べられる分の食料が生産されている。しかし、先進国では多くの食品ロスが生まれる一方、開発途上国では十分な食事を得られない人が多くいる。

この事実はグローバルな規模だけではなく、ローカルな規模でも考えるべき課題だと思う。先進国でも途上国でも、様々な理由で、十分な食へのアクセスを欠いている人々はいるから。どのようなスケールであっても、食へのアクセスは確保されるべきで、食へのアクセスを確保する仕組みを作っていくことに意義があるのでは?と思います。一方で、グローバルに考えた時、サステイナブルな視点を確保することも必要です。なぜなら、環境に負荷をかけた食料システムやフードロスの問題は、気候変動や環境問題の原因となる。その結果、安定した食料の生産が損なわれてしまうためです。

「インクルージブであること」

多くの人々を巻き込んで、お互いが身の回りを「自分ごと」として、身近な、ローカルの社会課題に取り組むことができる場が大事。そのためには、参加のハードルを下げて、どんどん身近にしていくことが有効なのかも。”Think globally, act locally”と言われるように、まずは身近な課題から取り組んでいくことが大事。その結果、世界が少しずつ良くなっていくとよい。

やや、話がまとまらない気がしつつも、このへんで。

ではでは。

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