”音宴はワンピース歌舞伎に匹敵する面白さがある”

そう聞いて「ああこれは行かないと後悔するやつやんけ・・」と思い、バビューンと行ってきましたワンピース音宴！

ワンピース歌舞伎は私が思うワンピコラボの一位だったわけですが、スマホで見る予告や、映画館で鑑賞したのと”体感”とでは面白さの感じ方に雲泥の差があるんですよね。生の空気、匂い、音、雰囲気・・やっぱり体感が立体的な面白さマシマシで１００倍以上グッときます。グッとくるの好きです。

音宴は「音楽」が主役ですから、その差がもっとあるだろうなとは思っていましたが・・びっくりでしたホントに。
噂に聞いてたけど・・こんなに凄いんかい・・！！！！！

なんというか。。
頭の中に、体の中に、ワンピースが思い出としてあって・・・

「自分の中にこれぐらい”ワンピース”がある」

という感覚、どれくらいありますか？
たぶんワンピースファンはそれぞれにみんなパンパンにある。。

私自身はもちろん自覚としても結構あるんですけど・・それがそうじゃなかったっていうか・・もっとあったんかいっていうか・・
パフォーマンスと爆音のハーモニーがそれを体の内から呼び起こさせます。

音宴ではその音楽が、音圧が、まるで大きな腕となり私の脳みそや心臓を鷲掴みにし、ガンガン揺さぶりながらこういうのです。

「おおい！お前の中のワンピースはこんなもんじゃないだろおおい！思い出せぇ、もっとあるだろおおおおおおいい！！この音はどうだああああ！！！！ほらでてきたあああああ！！！この音はどうだよおおおおおいいいいいいいいい！ほらでたあああああ！！！この挿入曲はどうだ久しぶりだろくらええええ！！おおおおおいいいい！！！お前のワンピースの思い出はそんなもんじゃねえんだ呼び覚ませおおおおおいいいいい！！！！！まだまだまだまだ出るぞ全部絞り出してやんぜおおおおおおおおおいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！」

そうやって２時間揺さぶられ続けられます。
脳みそと体に蓄積していた体の中のワンピースが一滴残らず絞り出されました。自分でもびっくりするぐらいの量が絞り出されます。

memories・・RUN!RUN!RUN!・・fanfare・・いやもう全部、、
半ば強制的に、ありありと当時の思い出たちもフラッシュバックさせ、涙腺を長縄跳びのようにブンブン振り回してくるっていう・・そんな感じなのです。
全身が懐かしみ、全身が楽しみ、全身が感動で震えます。

なにもかもに感動したー、舞台上見せ場が多すぎて目が足りなかったー。目、あと８個欲しかった。ルフィ最高ゾロ最高ナミ最高ウソップ最高サンジ最高ミホーク最高アーロン最高ちびルフィ最高シャンクス最高ヒグマ最高・・石川さん最高米所さん最高中部さん最高・・ベックマン最高・・クラッパー最高・・パフォーマーみんな最高すぎた。。

アニメの映像を見るだけでも、昔のアニメ主題歌を車の中で聞くだけでもここまでの感動にはなかなかならない。
その世界の最高峰の方々が集まるとこうもなるんですね・・いやー凄かった。ただただ行けてよかった。。
終演してもずっと体が勝手に拍手してて、余韻が何時間続いたかわかりません。

前に編集の内藤さんが仰ってたけど、他のイベントとは別種の感動でした。
まさに卒業式みたいな。喋ろうとしたら喉あたりにグッとくるものがあって気を緩めたら涙と嗚咽が止まらなくなるような。そんな感動でした。

ワンピースの連載が終わる時、たぶんこんな気持ちになるんじゃないかな・・悲しいけど。そんな感じ。

田中公平さんとも写真撮って頂きましたー！
「長崎県から来ました！！！写真お願いしてもいいですか！！！」っつって。ありがとうございました。

最終日に行きましたが、とりあえず音宴は今後の予定がありません。
海外パフォーマーはじめ、役者さんも、石川さんも、ていうかみんな忙しすぎて集まるのが困難ですからね・・
いやしかし！！！！こんなにいいものがここで終わるのはおかしい！！
「悲しい」じゃなくて「おかしい」です。

いやほんとに。

キョードー東京様。
再演、続編よろしくお願いします。

http://www.kyodotokyo.com/pr/otoutage.html

※ちびルフィのバトントワリングキャッチが成功した時には「きっとあの子のお父様も見に来てるだろうな・・」と思い、父親目線でめっちゃ泣けました。よかった千秋楽でも成功して。。おめでとう・・

ワンピース音宴に携わった全ての皆様、最高に幸せな宴をありがとうございました。