独居の老人が亡くなった
何度か病院に行こうと促したが
死んでもいいから行かないと
やがて立って歩くことができなくなって
トイレもままならないから紙パンツをはいていた
寒い冬の朝行ったら冷たくなっていた
紙パンツ半分おろして
お尻を出したまま床に転がっていた

お金がないわけじゃなくて
時間がないわけじゃなくて
人に弱みを見せたくなくて
自分の事だから他人に介入されたくなくて
これまでなんとかなってきたから
またなんとかなるだろうという甘えと
衰えていく體に愁いながら
漫然と日々を過ごしていたのかもしれない

自分に向き合って

これまでずっと自分に向き合うことを避けてきたんだなあ
できないことがたくさん見えてしまって
情けなくなるから
克服するよりも目を背けてきた

誰かを批判したり
かたくなな態度を獲ったり
人から離れて立ってみたり

それでも何とかなってきてしまったのは
#前世 とか #先祖 が蓄えてきたものを
切り崩してこれたからなのに

なんとかなってしまうと
それが自分の力だと勘違いもするし
次も何とかなると思って怠けてしまう

それでいいのか
それがいいのか

そろそろ自分に向き合わないと
時間に猶予がないような気がする

5分後か1時間後か
明日か明後日か
来月か来年か

まずは #旅に出てみよう か