「私の頭皮に合ったシャンプーってどれ?」と聞かれた時に……美容師が知っておきたい★ケミ用語集

美容師は必須、お客さまも知って損はない!
「頭皮とシャンプー」に関するケミ用語(ケミカル用語)をまとめました。

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これで完璧☆プロのケミ会話集⑦

お客さま「頭皮に合ったシャンプーってどうやって選べばいいのかしら」
美容師「お客さま、それはぜひ私たち美容師にお任せください。人間は自分の頭皮を触ることはできても、直視することはできませんよね。頭皮の●●●●●、●●●、炎症がないかなどを拝見して、洗浄力と●●●や●●の強さが適したシャンプーをご提案いたします。」
美容師「現状の“症状”に対して処方する最適な1本です。今の症状に合せているので、季節や体調、加齢などで頭皮の健康状態も変わります。美容室のシャンプーやトリートメント提案は、お医者さんが処方する薬のようなもの。お悩みやなりたいイメージを叶えるために大切な“メニューの1つ”です。だから、市販品より少しお値段がはりますが、これは私たち専門家のアドバイス料だと思っていただけると幸いです。

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頭皮のタイプ

1.●●肌

皮脂が過剰に出てベタつきやすい。見た目には、毛穴に皮脂が溜まっていることが多い。洗浄力の[低い・高い]界面活性剤を含むものを選ぶ。

2.●●肌

先天的に皮脂の分泌量が足りず、頭皮の水分が蒸発し乾燥している。部分的に皮脂がめくれ上がったり、細かいフケが見られたりするので、できるだけ刺激の[弱い・強い]界面活性剤を用いた、保湿力の高いシャンプーを勧める。

3.●●●●●肌

皮脂の取りすぎによる乾燥が原因で皮脂が過剰分泌している後天的な肌タイプ。皮脂をしっかり取り除くために、界面活性剤の洗浄力だけでなく、肌を傷めない洗い方も丁寧にレクチャーする。

他にも、普通肌、アレルギー肌といった種類がある。

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☆洗浄力と刺激の強さを決めるもの=界面活性剤☆

界面活性剤は、●に溶ける性質と●(汚れ)となじむ性質を併せ持った頭皮のお掃除上手。その●となじんで取り去る力が、頭皮の●●分泌量や●●量のバランスを壊さないものを選んであげられるようにしましょう。

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●●●に何が入るか分かりましたか?

分からない方は下記のキーワードを
チェックしてくださいね!
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【界面活性剤の仕組み】

【界面活性剤】

構造の中に親水基と親油基を持つ物質。本来は混じりあわない水と油を混ぜ合わせることができる。水に溶けたときの親水基のイオン化の仕方によって種類や特性が違う。マイナスイオンになるものは洗浄目的で配合され、プラスイオンになるものやイオン性がないものはトリートメントやクリームに配合される。

①合成系

親水基と親油基を化学反応させてつくった界面活性剤のこと。天然成分の界面活性剤はごく限られたものしかないので、ほとんどが原料に対して化学反応をさせてつくられている。化学反応させるための原料によって、植物系、石油系などと細分されることもある。

【無添加シャンプー】

アレルギーを引き起こす成分(旧厚生省時代に指定された102種類の成分)を配合していないという意味合いと、合成着色料や合成香料を配合していないという2種類の意味合いで表現される。実際は先述のとおり、完全自然由来の界面活性剤は限られているし、まったく何も添加していないということはない。

【汚れを落とす働き】

①膨潤・浸透

親水基によって水に溶けた状態で頭皮や毛髪表面に行き渡った界面活性剤の親油基が、油になじむ性質を発揮して汚れの表面に集まり、汚れの付着力を弱める。毛髪や頭皮を水に濡れて膨潤状態になることで、界面活性剤が行き渡りやすくなる。

②乳化・分散・可溶化

界面活性剤が水だけでは入り込めない汚れと毛髪の隙間や頭皮に行き渡り、汚れを引き離して水分中に溶かし出す。お湯だけで洗う洗髪方法ではこのプロセスが不十分であり、乳化によってキューティクルの重なりや頭皮に詰まった微細な大気汚染物質や皮脂などまで溶かし出すことができる。

③再付着防止

汚れを界面活性剤が包み込み溶かし出したのち、界面活性剤の親油基が頭皮や毛髪表面に再付着する。溶かした汚れと頭皮や毛髪表面、それぞれの界面活性剤の親水基はマイナスイオン化しているので反発し合い、汚れの再付着を防ぐ。その後、汚れとともにシャンプー剤を洗い流す。


冒頭の答え&●●●●の答えは、この本で!
「美容師のケミ会話」著・前田秀雄(毛髪診断士および毛髪協会認定講師) ¥3,900円+税
http://www.kamishobo.co.jp/archives/book/chemical-talk


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