クセ毛

「クセ毛の私でも、ツヤツヤなストレートになりたい!」と言われたら? 美容師は絶対に知っておきたい★ケミ用語集

美容師は必須、お客さまも知って損はない!
「クセ毛」に関するケミ用語(ケミカル用語)をまとめました。


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これで完璧☆プロのケミ会話集③

お客さま「クセ毛の私でもツヤツヤなストレートになりたいんです!」
美容師「髪のツヤは光の●●●が均一な時に見えるもの。ストレートヘアで●●ー●●●●のキメが整っていると、光を同じように反射するので、ツヤツヤの天使の輪が見えます」
クセ毛のお客さまの場合●●ー●●●●のキメが整っていても、光の反射の仕方がストレート毛より均一にはなりづらい。逆に、本来曲がった状態が自然な髪の毛をまっすぐにしようとすると、熱処理でも酸化還元反応でも、表面・内部いずれの●●●●●を変性させるため、その瞬間はツヤが手に入っても長持ちせず、健康な状態まで損なってしまいます
キューティクルに存在する18-MEAという脂質成分が、髪の毛の表面を覆うことでツヤをキープしています。18-MEAは[ 親 ・ 疎 ]水性の成分で、髪を[ 摩擦 ・ 熱 ]から守ったり、髪の毛同士のもつれを防いだり、乾燥から守ったりしてくれます」
この成分はとてもデリケートで、摩擦や熱に弱くシャンプー、ドライヤー、ブラッシング、紫外線ではがれてしまいます。●●●●にも弱いため、パーマやアルカリカラーをすると表面からなくなってしまい、特に●●ー●は1回の施術でその部分の18-MEAはすべて流れ落ちてしまいます。だから●●ー●部はキシキシした手触りになるんですね」
必ずしも“サラサラツヤツヤ=美髪”ではなくて、1つの条件にすぎないんです

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[ ] 内にはどちらの言葉が入るのが正しいか、
●●●に何が入るか分かりましたか?
分からない方は下記のキーワードを
チェックしてくださいね!
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【クセ毛の種類】


毛髪のクセは、遺伝的な要因である毛包の形で決まる。直毛と次の2種類を含む3種類に分けられる。


①波状毛

毛髪断面が円形に近い直毛に比べ、楕円形でゆるやかなクセを持つ髪。


②縮毛


毛髪断面が扁平状をしている髪。波状毛よりもより毛穴が湾曲することで強いクセが発生する。

★日本人の毛髪そのものは遺伝的に「直毛」に分類されるといわれています。多くのお客さまが気にされている「クセ」は、つむじの向きや毛穴の方向による「うねり」「ハネ」であることが多いのです。

【クセ毛の変化】


基本的にクセは遺伝による先天的要因で決まるが、コルテックス細胞の構造の偏りなどの変化によってクセが変わることがある。また、頭皮の凝りやたるみによって毛穴の形状が変わり、部分的にこれまでの髪質と違うクセが発生することがある。コルテックス細胞の構造の偏りも頭皮の変化も、加齢やホルモンバランスの乱れなどが原因であり、毛髪は頭皮や健康状態のバロメーターといえる。

冒頭の答え&●●●●の答えは、この本で!
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