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激闘】2024 J2リーグ第4節 レノファ山口vsV・ファーレン長崎 【必至


強敵清水を4-1で下した我らがV・ファーレン長崎であるが、

大勝の後は難しくなるとは定説となっているが、その中でも実に難しい相手と当たったものだと思う。


レノファ山口との試合にあたって


甘く見るな


去年の彼らとの試合前後にそのようなコメントを散見したが、絶対にレノファ山口を甘く見てはならない。


一昨年の1戦目まで異常なまでに相性がよかった相手であろうと、実は彼らとの対戦成績、直近の3戦は0勝1分2敗である。

2敗はなんとトラスタで負けている。現地サポーターが荒れてSNS上で色々と悪い意味で盛り上がってしまった。
ちなみに、アウェイでの試合でも素行の悪い長崎サポーターもどきが相手サポーターをからかったりと悪目立ちしてるとかいう話も聞いた。事実は分からないけども、本当なら今後一切やめてほしいものである。俺たちが愛する長崎の名を汚す真似は慎めこのバカ。

話が逸れた。

レノファ山口はきっとこれから強豪と呼ばれるようになるチームだ。熱心な会長の元で、少しずつではあるが成果が出始めている。J2では中位~下位にいることが多いものの、試合内容などは識者から見どころが多いと褒められることも少なくない。サポーターの熱意も愛情も深く、サッカーに対する知識をつけてレノファ山口の理解を深めようというサポーターたちの活動も盛んだ。なんならレノファの会長自ら発信を行ったり、サポーターの話を聞いたりしているのだ。(俺の話を高田会長に知られるとか思うと怖ぇけども)

https://x.com/fumy231?t=9v18TLQCONz4C-5pna6Ksg&s=09

近い将来サッカーどころ山口だなんて呼ばれてもおかしくない。

その証拠に今シーズンのホーム開幕戦では1万人プロジェクトを実施。1万人には届かなかったものの8906人の集客を達成している。そしてその試合でどんなチームにも等しく難敵と言えるブラウブリッツ秋田を2-0で下している。

優勝候補と言われる横浜FCにアウェイで1-1のドロー、同じく優勝候補である山陽のライバル岡山にはアウェイの地で試合終盤まで0-0ともつれこませる激戦をみせ(終盤に僅かな隙…とも言えないようなほんの小さな隙間を突かれ敗戦。あのゴール前の壁を上にぶち抜かれたらさすがにどうしようもない)、

直近の3/13のルヴァンカップでは、J3とはいえ名門であり、Jリーグ屈指の集客力をもつ松本山雅FCの大激戦を繰り広げた。
PK戦の末に敗退したが、試合後の振る舞いも含めて熱いことで有名な松本サポーターたちの胸を打つような試合を展開したのだ。

今シーズンは彼らをダークホースとして推す声も多いのだ。

ルヴァンカップ後の疲労や準備期間の点で長崎有利とかいうやつがいたら直々に説教するからこっちに来い。
こないだトラスタで何が起こったか覚えてないのか。


レノファ山口を甘くみてはならない。絶対にだ。


渋い!


ざっくりとした印象


さて、ここまでまだリーグ戦では3試合しかしてない中でだが、失点は僅かに2とするレノファ。志垣新監督のもとで手堅いサッカーを志向している。

しかもその2失点はセットプレー絡みであり、完全に崩されきったシーンは少ない。

Gkの関のスーパーぶりは相変わらずで、そこに4-4-2による強固なディフェンスも加わり、システム上でも選手たちの最後まで身体を張る意識的にも、大崩れはしそうにない。

攻撃⇆守備の切り替えの際の意識も非常に高いように思えた。

原理原則…どこかで誰かが使っていた言い回しだ…1-4…0-6…うっ頭が……

失礼。少し意識を失っていた。


来年リベンジしにいくからそのままそこで待ってろよ!


……話を戻そう。

と、まぁレノファ山口の元からあった攻撃性能や攻撃意識に加え、FC大阪でチームに硬い守備と徹底した球際の意識を植え付けJ3初挑戦にして躍進のきっかけとなった志垣監督のスタイルは、非常に手強いものとなるだろう。


ここまでから見る山口



彼らの良さが存分に発揮されたのがこの秋田戦だ。前述した通り8906人が入ったホームスタジアムで、秋田相手に秋田以上の球際の強さや粘りを見せ、サイドからの徹底したクロスでゴールをねじ込もうとしてきた。

ハイライトで特に見てほしいのは秋田の攻撃シーン=山口の守備もだ。最後の最後まで相手に食らいつき続け、同時に大きな穴を開けない組織な守備は相当に硬そうだ。

愚直なまでにサイドの深い位置からクロスを上げることにチャレンジ、そのまま叩き込もうともするし、混沌とした場を作り上げねじ込もうともしてくる攻撃も厄介だ。深い位置から戻して改めて崩し直したり、隙間に侵入していくシーンはそんなに多くは見られなかった。

ルヴァンカップのvs松本戦ではまさにその愚直さが延長戦~PK戦にまでもつれこませた要因となった。

一方で第3節岡山戦…山陽対決では岡山のハイプレスと岡山のスタジアムに大きく苦しめられる。

岡山の徹底したハイプレスの前にビルドアップ中のミスを誘発させられたり、前に大きく出すしかない状況を作られ、しかもフリーでは蹴らせてくれない中で強い風もあって飛距離が伸びず、岡山の大怪獣 柳育崇の壁の前に跳ね返されるシーンが頻発していた。

それでも粘り強くサイド侵入を試みる。しかも単純なクロスではなく中に切り込んだり、クロスのあげる先を工夫するなどのプレーも見られた。

山口の16番、みんな大好き吉岡雅和(長崎出身 元V・ファーレン長崎選手)のスーパーハイポジションオーバーヘッドはそうした中から生まれた。


吉岡と共に、どこかの誰かが連想されてしまうことが憎らしい。

おっと、またしても話が逸れた。

今年の昇格候補と名高い岡山の猛攻を、最後のセットプレーからの失点を喰らうまでギリギリまで凌いだ守備陣は流石であったと思う。


レノファ山口の戦い方と戦力


まずは山口の予想スタメンだ。

☆は注目選手。あくまで予想。主力ストライカーの24梅木翼は前節に退場を喰らい長崎戦は出れない模様。ルヴァンで得点を決めたシルビオを出してくると予想している。

4-4-2のオーソドックスなフォーメーションで、繰り返しの説明にはなるが、前述の通りビルドアップから、または相手の裏へ走らせるロングボールサイドでのサイドからの突破→クロスがメインウェポンといった印象だ。そしてそれを執拗に繰り返す。クロスのこぼれを拾ってまたクロスを上げるだなんてこともしょっちゅうだ。

こちらも繰り返しになるが、本当に守りが硬い。守備時の陣形も4-4-2のままで非常にコンパクト、相手の後方がボールを持つようなら激しいプレスをかけたりすることも多い。
サイドへ振られた際のスライドも中央突破阻止シフトへの移行もスムーズだ。わかりやすい例は清水戦の長崎の守備だろう。前線へのプレスは長崎は控えめではあったが、硬さとしてはあのレベルの守備をしてくると思うといい。


個人としては、やはりGK21 関の壁は厚い。ノッてくるとスーパーセーブを連発し出すのだが、ノッてくるまでがめちゃくちゃ早いような気がする。チームの精神的支柱にもなっているのではないだろうか。


6番のDFキム・ボムヨンは器用な選手だ。守備の強さは言わずもがな、攻撃の際に起点となることも多い。ハードワーカーでもあり、フアンマとやりあえばきっと喧嘩しそうな気の強さも見せる。



15番、サイドバックの前はJ2屈指のユーティリティプレイヤー。総合力の高さとその時必要なことを判断できる頭の良さが武器。多分全てのポジションをこなせるんじゃないだろうか。公式サイトプロフィール欄での遠征に持っていくものという質問に「携帯電話」との回答。そりゃそうだよな。


最警戒しなくてはならないのは今年ブレイク候補とされている、FW 9番の若月大和だ。170cmと、サッカー選手としては小柄ながらテクニックとスピード、そして一瞬のすばしっこさを持つアタッカーだ。
先に述べた通りレノファ山口はクロスからの得点を狙ってくるが、彼はクロスのこぼれ球を狙ったり他の身長が高いFWの折り返しをゴールに叩き込む役を担うのかなと思う。


そして長崎に在籍し、今でも長崎との対戦を楽しみにする男。大変なイケメンでもある吉岡雅和だ。おのれ。
豊富な運動量とスタミナ、ハイレベルな技術、そして負けん気の強さは脅威となるだろう。僕個人としても好きな選手だ。

絵になる男である。

……絵になる男である。



他にも、ツエーゲン金沢在籍時に我々を大いに苦しめた加藤潤也や山口を愛するブラジル人ヘナン、
昨シーズン劇的なフリーキックでのゴールを決めた、チームの顔とも言える池上丈二など、実力者が多いチームだ。

選手プロフィール一覧を貼っておくのでチェックしてみると面白いと思う。



試合展望


何度も書いている通り相手はサイドアタックを狙ってくる以上は当然ながらサイドの守備及び相手のサイドの裏をつく動きはお互いに力を入れることとなるのだろう。

両サイドは、お互いの…お互いのところで…バチバチすると思います。

どうしても長崎の左のウイング(笠柳or松澤)は攻撃力はとんでもないが、やや守備の部分で他に比べると不安が残る。米田や恐らく左のインサイドハーフに入るマテウスが上手くカバーしていきたいところだ。吉岡&前だとなかなか手を焼くことになりそうだ。いっそのことマルコスを左のスタメンで出すというのもありかもしれない。(お前が見たいだけだろというツッコミは置いといて)

求められるタスクが多いここまでの米田。大丈夫。ヨネならこなせるはず!



逆に長崎右サイドは絶好調の増山を活かしていきたい。相手の左SB新保もスピードがありJ3でかなり経験を積んでいるらしいが、それでも増山がやり込められる姿はあまり想像できない。増山の運動量の低下があるようなら選手交代でマルコスを出してさらに圧力を高めていくのも手だ。


敵でなくてよかった男、増山。この人相手にするの絶対イヤだろうな…。もはやチームの顔の1人と言える活躍ぶりである。

相手の左SH 山口のユース育ちの生え抜き 河野は今シーズン前に海外で3週間の練習に参加してきたというレノファ山口の期待を背負う男だ。使命感を背負い向かってくると思うが対面になる飯尾も責任感の塊のような男である。かなり激しいバトルが展開されるのではないかと思う。

僕としては飯尾のところがこの試合最大の見所になるのではと思っている。がんばれ!けがすんな!


恐らくだが、基本的に長崎がボールを持つ展開で山口が激しく硬い守備からカウンターを狙う形になるのでは無いかと予想する。

長崎としてはまずは中央からの配球及びゲームコントロール、セカンドボール回収などは負けてはならないと思う。相手がボールを奪いに来る圧力も上手くかわしいていきたいところだ。

うまく前線へボールを出せたのなら、仙台戦や藤枝戦のように攻めあぐねるのではなく、どんどんチャレンジして、ダメだったらまたボールを奪い返し攻撃を仕掛けるくらいの気概で攻める必要があると思う。

フアンマ、エジガルのふたりのどちらが出ようと相当厳しいマークに合うことも予想されるので、周りの選手の得点意識も重要だ。


フアンマにもそろそろ得点が欲しい。エジガルとどちらが出ても相手からしたら脅威だということを数字にも出せれば効果倍増である。


相手にボールが渡った際は、こちらの守備陣の後ろのスペースには要注意だ。
志垣監督の戦術では、サイドであれセンターであれ最終的にはディフェンスラインの後ろを狙ってくる攻撃を推し進めていると判断できる。田中隼人を始め守備陣の各選手の対応をよく見ていきたい。


ここまでフル出場の田中隼人。守備の強さだけでなく抜群のパスセンスはこの試合でも発揮されることとなるはず。

かなり拮抗したぶつかり合いの中でスコアが動きにくい試合になると予想しているが、なんとかチャンスをモノにして勝ちを収めてくれると信じている。



おまけ


スタッツリーダー


レノファ山口の某SNS公式アカウントにこのようなデータが貼られていた。


恐らく前節の岡山戦からやり始めたことだと思う。(他の試合のものは見当たらんかったのよ)

僕が他を知らないだけかもしれないが、J2では去年の大宮が出してるのくらいしか見たことがない。

こういう試みをやっていこうとするのが僕がレノファ山口の将来が明るいものだと考えている理由である。サッカーに対しての様々な取り組みに積極的である。


おい公式


まさかの自分のとこのクラブのマスコットを、「かわいい」付きでハッシュタグ化させるとは。

選手プロフィール欄にも「レノ丸へ一言」みたいな欄もあり…いったいどのクラブの影響を受けたのか知りたいものである。

いや、あんた行くんかーい

そういえば僕は見てないが、ヴィヴィくんのアカウントで行ったインスタライブにて、レノ丸のコスをぶちかました「ヴィヴィ丸」が登場したようである。

あんたもなにしてんすか…?…いやかわ…かっこいいけどもさ。獅子の雄々しさを感じさせる……とおもう。


除雪


ルヴァンカップの松本山雅FC vs レノファ山口にて、こんな素晴らしいことが。

もちろん松本山雅FCのスタッフの方やサポーターの方が素晴らしいのだけど、しっかりそのことに感謝をもって応えられるチームでありクラブであるのは素晴らしいことだと思う。試合自体も相当に熱い試合だったこともあり、松本には隠れ山口サポーターも生まれたのではないだろうか…いや…さすがにそれはないか。


やっぱりすごいよマサルさん



必聴である。元から喋らないわけではないんですけど、こんなに熱く語るマサルさんは僕個人は初めてでした。 
 ちょっと笑ってしまうこともあったり。インタビューをされていた佐々野さんも楽しそうだった、まさしく神回である。


神回といえばこれ

解説するっち



動画中盤では清水戦4点目のアシスト及びドリブル突破の解説を笠柳本人がするという贅沢企画。
言語化すげーし、この一瞬で色々考えてんだな、プロすげーな…と感嘆したものだった。


新しい舞台へ


ついに監督へ。

何となくうちを去るのは察してはいたけど、これで長崎との縁が切れるわけでないと思うし、これまでの経験を活かしていい監督となってほしいものだ。

先々長崎を率いてもらう構想とか、うちの社長のことだから結構真剣に考えていそうである。


今回はここまで!!

ご覧いただきありがとうございました!誤字脱字等随時修正致します。

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