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シークレット

先日もまた何人かの方が、有料記事を購入してくれたり、サポートしてくれたりと、本当に感謝しております…。もちろんとてもうれしいんですけど、実際問題、あまり大したことは書いてないので(汗)、無理はせぬようお願いいたします。で、本日もまた、なかなか大したことのない文章を書き散らかしておきますよ。

ウチの娘のマナ子(仮名/9歳)は現在小学3年生なんですが、趣味が「読書」でしてね。「アタシ、本を読むのが大好きなの」「お昼休みにも図書室に行くのよ」「今、学校では3冊しか借りられないんだけど、5冊借りたいなぁ」なんてアピッてくるだけでなく、実際に日々借りてきてはいろいろな本を読んでいるのです。ハッキリ言って、親としては「お昼休みに1人で図書室で本を読むって、お友だちとは遊ばないのかな…?」的な不安を感じなくもないんですが(汗)、本を読む習慣があるというのは非常に良いことだと思っているので(※1)、あまり口出しせずに見守りつつ、陰ながらバックアップしていくつもりでございます。

ちなみに、近ごろのマナ子がハマっているのは、いわゆる「学習漫画」。「漫画は読書に入るのか!?」といった「バナナおやつ論争」は置いとくとして(※2)。最初に触れたのは「偉人伝」系なんですが、「ナイチンゲール 愛に生きたクリミアの天使」を読んでから「将来の夢」がお菓子屋さんやお花屋さんから看護師になった上に、人体の仕組みや病気について興味を持つようになったし(※3)、お人形さん遊びにも「シートン 自然保護につくした「動物記」の作家」に描かれていた苦学生要素を導入してきたりと、影響されまくってて非常に微笑ましい感じ。そりゃあ子ども向けの伝記なので、ナイチンゲールが森の動物たちと仲良しだったりエジソンが電気イスを開発したことには触れてなかったりと、「美化されてます」感が全開スパークではあるんですが、とはいえ、「知の入口」としては良いんじゃないでしょうか。

その後は「世界の歴史」系や「日本の歴史」系を読んでたんですけど、最近は学研の「まんがひみつシリーズ」を愛読中。このシリーズ、娘から「学校の図書館にない『医学のひみつ』が読みたい!」と頼まれて初めて知ったんですが(もちろん即購入しました)、この「ひみつ」というフレーズが子ども的にはストライクなようで(苦笑)。一冊読んで適当なトリビアを仕入れては「パパ、○○の秘密は知ってる!?」と意気揚々と知識マウントを取りに来るから、ほとばしるほど可愛いんですけど…。ある日、「ファイナンシャル・プランナーの秘密、知ってる?」と聞いてきたから、「えっ、なぜファイナンシャル・プランナー!?」と。

なんとこのシリーズ、wikipediaによると300作品以上あるっぽいのだから、ビックリですよ。その時、娘が読んでいたのは「まんがひみつ文庫 特別編」「夢をかなえるひみつ ライフプランを作るFPの仕事」だったんですが、基本的に「まんがでよくわかるシリーズ」は企業や団体とのタイアップで作られていて、それ故にかなり細分化されていて。例えば、まだ「パスタのひみつ」とかならわからなくもないけど(協賛はマ・マーマカロニ株式会社)、「はたらく機械 レンタルのひみつ」とか「ゼロ・エネルギー住宅のひみつ」とか「宅配ロッカー・宅配ボックスのひみつ」とか、さすがにテーマがピンポイントすぎて、ギョッとしましたよ(でも小学校の図書室に並んでる)。

とはいえ、いろいろな業界のことがより分かるようになるのだから、これはこれでアリなんでしょうな(「小学生が宅配ロッカーの秘密を知りたいの?」とは思いますがー)。「正露丸のひみつ」の主人公がトランペット奏者という設定だったのは、ちょっと面白かったし。ただ、残念なのは、所詮は子ども向けの「ひみつ」であって、例えば「地デジのひみつ」には「地デジ利権 電波族官僚うごめくテレビ事情」なんて話は載っていないし、「埼玉県のひみつ」では「埼玉狩り」や「埼玉解放戦線」について触れられていない…って、どうでも良いですね、すみません。

何はともあれ、本を読んでドヤ顔の娘を相手に「えぇ〜、そんな秘密、知らなかった! マナ子ちゃん、スゴいな!」と、押さえきれない愛を身体中突き刺していつまでも踊りたいエブリデイではあるんですけれども。それがエスカレートして、彼女が「アタシ、世界の秘密が分かったの! 実はQアノンが…」とか「アポロは月に着陸してなくて…」とか「旧支配者が現代に甦ろうとしていて…」とか「テケリ・リ…テケリ・リ…」とか言い出したら超怖いので、やはり「ひみつ」はほどほどにしてほしいですな。おしまい。



※1 僕が、いろいろなボランティア活動の中から「読み聞かせボランティア」を選んだ理由の1つは「本を読む子どもが増えることが世界平和につながるのでは?」と考えたことだったりします。ボランティア自体は、コロナ禍によって中断されていますがー。

※2 僕的に漫画は読書に入るし、「バナナはおやつに入るのか」に関しては「あなたがおやつと思ったものは、すべておやつなんじゃないかな」と思っております(ドヤ顔を添えてーー)。

※3 劇場版「人体のサバイバル!」を観た後、娘に原作本をプレゼントしてみたら、非常に喜んでくれて僕もうれしかったです。


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