FRAP1.5の備忘録

こんにちは。かみやパパです。
札幌では、2019年10月5日(土)に異世界共有体験イベントFRAP(フラップ)1.5というイベントが開催されました。
どういうイベントかというと、RPGの世界を一日限定で楽しんじゃおうって感じです。戦士や魔法使いの格好をしたり(しなくてもよい。ジャージで異世界転生していた人もいた)、魔法のアイテムが売られていたり、酒場があったり、闘技場があったり、怪しい宝の情報に踊らされて宝さがしをしたり、などなどゆるゆると一日過ごそうというものです。
言葉で説明しきれないから感想集をみてね。
https://togetter.com/li/1412651

さて、FRAPにて私も常盤倶楽部名義でイベントを一つ出しました。名称は「ウォーリアをさがせ!」。
https://twitter.com/FRAP83228026/status/1177899098948526080

はい。そのとおり「ウォーリーをさがせ!」のオマージュです。
この「ウォーリアをさがせ!」の制作裏話的なものを残しておこうと思ったのでツラツラと書きます。特にオチはないので注意。

FRAPは今回2回目で、前回ほど規模は大きくしないでやろうと主催が考えて、1.5と命名されましたが、ふたを開けてみれば前回よりも出展者・参加者ともに多くなっており「1.5とは?」と皆が思ったことと思います。

今回の「ウォーリアをさがせ!」は、自由都市ブロッサムに隠れた『伝説の戦士(ウォーリア)』を探すため、街の中にいるNPCを見つけ出し、声をかけ情報を集めるというアトラクションでした。すぐに探し人を見つけることができれば10~15分くらいで遊べるものだったと思います。逆に探し人が他のイベントなどで遊んでいて見つけられなければ、かなり時間がかかったであろうと思います。

FRAPの中で、常盤倶楽部が出展する意味や役割について私は勝手に「FRAPの世界観に入り込めるお手伝い」だと思ってます。FRAPに参加している人は、ボードゲーム畑の人やTRPG畑の人、レイヤー畑の人など多様な人がいます。普段はまったく関わりがない人が集まっています。RPGにあるバザールそのものです。そのいろんな人たちの間にゆるいつながりができないかなって思いながら、誰もがRPGの主人公になれるようにということで今回『ウォーリアをさがせ!』を企画しました。

ネタばれすると、今回参加費を払うとまず「赤鼻の紅白の道化」をさがせと言われます。道化に話を聞くと「踊り子」か「召喚士」が情報を持っているらしいと言われる。さらに話を聞くとかつて戦士の仲間だった「赤魔導士」か「女盗賊」が居場所を知っているという情報が。そして最後に「伝説の戦士」に会えるという寸法です。

しかも、この探し人の人たちは、みんな好き勝手に街の中で遊んでいるw。遊んでいるところに声をかけにいく、これってドキドキワクワクしませんか?

実は前回FRAPでは、私は「クエストミッション」という名前でモンハンのクエストをイメージしながら、自由都市ブロッサム内を街歩きできるようなアトラクションを出しました。最初に学者に会って、その学者から戦士に薬草を届けるように言われ、というようなおつかいをクリアしながら、街を探索しようというものでした。

この形式も街の中のいろんな場所を探索するという点で非常によかったと思います。「どこどこにいるだれだれを探して、○○してね」というものです。ただ、この方法だとスタッフをやってくれた子たちが動けない・遊べないという問題がありました。特に去年のメンバーがとても一生懸命やってくれたが故に遊べずに、大変申し訳ないことをしたなと反省しておりました。

反省しながらどうにか改善できないかなと考えていたら「どこどこにいる」っていう条件が不要なのではという結論に至りました。テレビゲームの中ならこの情報は必須なのかもしれないのですが、ここは現実のはざまに現れた異世界自由都市ブロッサム。誰もが生活をしているのです。みんなが遊んでいる中、人探しをして、声をかける。とてもFRAP的で世界観にあっているのでないかと思いました。

このアイデアが出たらしめたものです。あとはNPCの参加を募り、大まかなルートを決めるだけ。
今回よかったのは、普段遊んでいる人以外からもNPCの応募があったこと。メンバーが関係者だけだと、メタ読みできたり、声をかけていいかどうかの不安とか勇気みたいなものがでないけど、参加者誰もが少し緊張しながら声をかけ本当の人探しを体験できたのではないかと思ってます。

ちなみに今回のメンバーが全員集まったのは本番の1時間前w。「どうもはじめましてかみやパパです」って挨拶からはじめました。それでもイベントはまわる。すごい。

あと、人間違いもあるだろうなぁって思ってました。人間違いされて何度も声をかけられた人スイマセンでした(汗)。でもFRAPに来ている人ならそんな間違いも楽しんでくれるのではと思ってGOしました。ツイッターをみていると、人間違いから新しいつながりが生まれた様子もうかがえて、やったぜって思ってます。

今回は雨だったので、室内メインとなり、探し人はわりと見つけやすかったと思いますが、天気が良くて屋外だったら「すいませーん。あっちのほうに赤魔導士みませんでしたか?」というような会話が参加者間で自然と発生していたのではと思いを巡らしています。

今回は協力メンバーにも恵まれ、ふわっとしたメモでも、みんなうまく立ち回ってもらえました。ほんとにありがとうございました!

さて、次回のFRAPではどんな新しいモノを出そうかな?
(おわり)

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