死なないし、死ねない

「30歳は1つの区切り」。これは、割と昔からあるイメージではないでしょうか?
有名人の女性タレントのインタビューでは「30までに結婚したい」とか、「30までに子供ほしい」とか言っているものが多いし、30歳以上になっても会社で活躍している女性はいなかった(当時の私には見えませんでした)し。だいたい30歳ぐらいでいろんなことが「終わる」んだな、と感じたのです。

だからかもしれませんが、「30歳になったら死ぬ」と思い込んでいました。「死ぬ」というか、「死ねる!」というか。あるいは30歳ぐらいまでなら耐えられる、と思ったのかもしれません。


…当たり前ですが、死にませんでした。残念ながら、自然には死ねませんでした。


30歳で死ねると思ったから、どうせ死ぬならどうなっても構わないと思って全力疾走したのに、死なないなんて、ホントどうしたらいいんでしょ?
(これ書いてから4年近く経つのに、相変わらず解決できていない…)

平成27年の死亡者数は1,290,428人。現時点の私には無理な、老衰と自殺者の数を除くと1,182,552人。(厚生労働省『平成 27 年人口動態統計月報年計(概数)の概況』より)
その、およそ118万人に、入りたくないのに入ってしまう人がいる現実と、入りたいのに入れない私が生きてしまっているなんて、皮肉な話です。
(たまに「生きたくても生きられなかった人がいるのに!」と怒る人がいますが、それは今、全く筋違いな話なので、一旦脇に置きます。なにラーメンが好きかの話題で、やれ醤油派だ豚骨派だという話をしているのに、「ラーメンなんて身体に良くないよ!」と言ってくるような人とはコミュニケーションを諦めます。)

生きたくても生きられない人や、もっと生きたい人に、寿命を再分配するシステムがあればいいのに。心からそう思います。

ちなみに、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんは「25歳」、
作家の雨宮まみさんは「40歳」、
元脳外科医で、有名な美容整形外科医の近藤惣一郎先生に至っては「2000年」に死ぬ、と思っていたそうです。
きっかけは「ノストラダムスのせい」「幕末の志士の影響」だったり、腹を括る期限として設定している場合と、そうではなく「なんとなく」の場合と、いろいろですが、「●歳」で死ぬって思っている人は、意外といるもんなんだなぁと思いました。

そうして「こじらせ女子」の生みの親である雨宮先生が、実際に40歳で亡くなったことは衝撃だったし、不謹慎ながら、いくらか憧憬を覚えたものでした。


三十路以降のクセ につづく

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ええっ!? 「スキ」してくれたんですか!? 嬉しいっ!
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鴨島 妙実

死ぬことについて100日間本気で考えてみた

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