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胆汁性下痢のその後

自分が胆汁性下痢かもしれないと知ったのは、約1年前にNHKの「ためしてガッテン」を観たからだったのですが、それからインターネットで色々と調べて、自分なりに腸の病気に対する知識を深めて、最終的に腸の病気のご専門である久里浜医療センターの水上先生にたどり着きました。

病院に電話をして1ヶ月半ほど待って診療を受けて、あなたの場合は典型的な胆汁性下痢ですね、と言われて薬を処方していただき、今では本当に普通の状態(薬を飲み続けた上で)で過ごせています。

水上先生に出会うまでに、2人のお医者さんにかかっていましたが、真の病名にたどり着けなかったのはどうしてなのか、今でも時々考えます。
お医者さんは神様ではないのですが、どこかで万能なのだとこちらで勝手に思い込んでいるところがあるのかもしれません。テレビ番組で、ようやくたどり着いた名医に命を救われたという話も今では珍しくありませんよね。
私の場合は命に関わるほどのものではないものの、自分の経験が他の人の役に立てばという思いもあって、私の下痢についての経過をブログにして公開しているのですが、たくさんの方がサイトを訪れてくれて、コメントや質問をしてくれたりします。
http://stom.mints.ne.jp/

同じように胆汁性下痢だと思ってお医者さんに相談したら、ネットで調べて勝手に自己診断したことを責められて、結局理解されずに、なかなか正しい薬を出してもらえなかった話などもありました。
同じようなことが実はたくさん起こっているのだとすると、自分を守るためには、自分なりの知識も必要なのではないかと思うわけです。

もちろん、素人のにわか知識は危険な場合もあるかもしれません。大事な判断を専門外でむやみにしてはいけないのですが、でも、お医者さんも万能でないのであれば、こちらも正確に自分の症状を伝えて、正確な診断をしてもらう、あるいは正しい先生にたどり着くために、ある程度のことを学んでいなければならないのかもしれません。

今はインターネットの時代で、検索エンジンを使えば、本当にたくさんの情報にアクセスすることができます。しかしながら、ネット上の情報は全てが善意で正確なものとは限りません。インターネットの間違った情報で、医療事故が起こったこともありますので過信は禁物ですが、でも、やはり「無知は罪」という言葉があるように、自己防衛のために賢くなることは必要だと思っています。

一般の人たちが、情報の価値を理解して取捨選択して自己防衛することをサポートする仕組みが必要かもしれません。

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