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会社を作っちゃいました

サラリーマンをやりながら、週末起業の形で個人事業主をやってきましたが、サラリーマンとして間もなく定年を迎えるところで、会社を作って独立することにしました。
これまでの経験を活かせるということと、ある先輩がすでに製品開発革新を支援するコンサルタントとして国内外で活躍されており、その先輩からのお誘いもあってコンサルタントとして看板をあげることになったわけです。
以前から独立することは考えてはいたのですが、定年退職が7月末ということで、色々と準備期間などもあることから4月か5月の設立を考えて、実際に行動を開始したのが3月末くらいで、ちょうど個人事業としての確定申告が終わってからくらいです。
確定申告の時に、知り合いの税理士さんに色々とアドバイスをもらって随分と助かったことがあって、それでその税理士さんに、今度は正式に会社設立を委託したいという話をしたところ、
「ご自分でやってみたらいかがですか?その方がいい会社ができますよ。助言くらいはしますから。」
と言ってくださって、その気になって自分で本を一冊買い、Webで色々と調べながら、それでも分からない時には、その税理士さんに相談するというやり方で結局、全部自分でやりました。
定款の作成、定款の電子認証、公証役場での承認を得て、書類を揃えて法務局へ届け出たのが5月1日で、この日が設立日となりました。その後、登記が終わって、税務署、県や市への届出、社会保険事務所は、結局、サラリーマンを卒業するまでは役員報酬を発生させないことにしたことで、8月以降に再度来てください、ということになり、その後、都市銀行に法人口座を作ったのですが、これが噂に違わず大変でした。根掘り葉掘りの質問に真摯に答え、それでも初回訪問から17日目に口座開設できました。
振り返ってみると、定款の電子認証(これで4万円セーブできる)と、法人口座開設が一番大変だったかもしれませんが、やっているときは、どれも新しい発見ばかりで、途中で何度かやっぱり誰かに委託すればよかったとちょっと後悔する気持ちになるときもありましたが、でも、全て自分でやってみると、今ならどれもトラブらずにできそうです。
登録免許税15万円、公証役場の定款承認5万円の合計20万円(細かな費用、資本金は別です)という最低費用で株式会社を設立し、しかも、自分で手続きをすることで、会社の意義というか、法的な位置づけなども、改めて身をもって勉強できたと思っています。

会社設立の手続きを進める一方、実際の事業を開始する準備も並行して進めて来ました。
先輩コンサルタントのネットワークに参加させてもらって、セミナーやイベントでスピーチをして自己PRする機会をいただいたり、実際に報酬を受け取れるようなセミナーに講師として潜り込ませていただいて、商売としての下地を準備する方もそれなりに順調に進んでいます。
サラリーマンとしての仕事も少し残っていますが、有給休暇がたっぷりと残っていたのと、フレックスタイムや週末をうまく使って、なんとか、切れ目の少ないセカンドキャリア準備が出来ていると自分では思っています。
もちろん、まだまだリスクは大きいし、たくさんの難問が降りかかってくることだと思いますが、難関を楽しんで行けたらとも思ってます。

昨年1年間で勉強したホームページ作成も役立っています。
会社のホームページも作って見ました。

今、日本の景気は幾分良くなっているものの、製造業は全体的に収益が上がらずに苦労しています。反面、中国や台湾は、日本や欧米からいろんなことを学んで、自分たちを変えていこうという強いエネルギーで活気づいています。
先日、台湾と中国で、開発革新手法に関するセミナーで講師やスピーカーをやらせていただきましたが、学習意欲、読書意欲は半端ではありません。
最終的には日本に頑張ってもらいたいという気持ちはありますが、当面の私のビジネスチャスはどうも日本の外になりそうです。

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