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記憶力セミナー

アクティブ・ブレイン協会というところが主催する「記憶術講座」(全3日間)に参加してきました。
驚きの体験だったので共有させていただきます。

記憶力とか、右脳の使い方だとか、昔から興味があって七田式の本なども読んで自分なりに記憶力アップのために出来ることをやってきたのですが、実は何をやってもうまく行きませんでした。

記憶はイメージ、ということが良く言われます。イメージを扱うのは右脳なので、右脳を動かすために、自己催眠状態にするとか、右脳が動くような視覚トレーニングをするとかが本には書いてあったのですが、まず、それがうまく出来なかったのです。

すっかり諦めていたところ、ある交流会で出会った方が記憶術の講師をやっておられる方で、ビールを飲みながら自分は記憶術に興味はあるが、これまで何度も失敗しているという話をしたら、本を読んでも出来ないですよ、必ずできるようになるからと、今回のセミナーにお誘いいただきました。

半分はダメ元で参加してきたのですが、3日間のセミナーは驚きの連続でした。
確かに記憶はイメージを使うし、イメージを司るのは右脳なのですが、右脳をどうこうという前に、まず、実際に記憶を頭にインプットする作業をやってみることから始めます。

すると、本当に記憶が頭に中に残ることが実感できたのです。

一日目、まず、20個の単語を覚えるということを実体験します。
最初にどれくらい普通の人の記憶がだめかを実感した後に、イメージで記憶を連結する方法を教わり、実際に20個の何の脈略もない単語を簡単に覚えられることを実感します。
一日目の終わりに宿題が出て、今日の覚え方を使って100個の単語を明日までに覚えてくるように言われます。
そんなに簡単にいくのかと疑問を持ちつつ、家に帰って習ったとおりにイメージに転換してインプットしていくと、だいたい1時間くらいでインプットできた感じになります。
家族に協力してもらって、本当に覚えたかをチェックしてみると、なんと少しつっかえながらも、間違えずに100個の単語を覚えていました。
家族もびっくりです。

翌朝、もういくつかの単語は忘れてるかもしれないと、起き抜けに自分でチェックしてみると、なんと、すべて完璧に覚えています。

二日目のセミナーでは、イメージにしづらいカタカナ語とか、感情などを表す言葉をどうやってイメージにするかということと、磁石法と言って、体の部位に記憶をイメージとして貼り付ける方法を学びます。

例えば1番から20番までの単語が、番号と単語を紐づけて覚えるために、まず、番号を体につけて記憶し、次に単語を体に張り付けていくイメージです。

この練習をやって、言われた単語をイメージに変え、それを体に張り付けて、短時間で単語と番号をいっしょに記憶できることを実感します。
セミナーが終わって一週間以上たちますが、まだはっきりとイメージが残っています。

三日目はさらに進化していきます。

数字をイメージに変える方法を教わります。
実は、セミナー後に自分が円周率を200桁以上覚えられることを実感します。
だからどうしたと言われるかもしれませんが、60才を過ぎて、そんなに苦労せずに200桁以上の数字が覚えられるなんて、本当に想像もしていなかったので、感激しています。

セミナーの最後は、講師が1時間かけて話した20項目のスピーチをイメージで覚えて、それを自分なりに10分程度のスピーチにして、メモや資料もまったくない状態で、20項目のひとつも漏らさずにスピーチできるようになっていることを体験しました。
これも圧巻でしたね。
自分がここまで出来るようになるとは信じられないという気持ちです。

このセミナーで、実際に練習しているときには、きっと右脳が動いていたんだと思います。
でも、自分がこれまでやってきた右脳ありきのやり方とは違って、まず、実際の脳の使い方を実践してみるということによって、これまで出来なかったのは、実際の脳の使い方を知らないだけだったのかもしれないと実感した次第です。

そう、このセミナーのすごさは、自分が出来ることをその場で実感できることです。大きな自信にもなります。

これは私自身の能力ではなく、きっと誰にでも出来る脳の使い方なのだと確信します。

セミナーには色々な年令の方たちが参加されています。私などは最高齢の方ですが、60代の方も結構いらっしゃいます。
下は小学生や中学生から、親子連れで参加されている方もいらっしゃいました。
さすがに、記憶を引き出す時間などを測ると、若い人の方が脳の動きが早いことは確かなようです。
でも、もちろん年令だけではありません。
なかには、記憶術がなかなか身に付かない若い方もいらっしゃいます。
ひとつ言えることは、記憶力の低下を年令のせいにする前に、脳の使い方を知るべきだということです。

あとは、これからの私自身の人生にこの脳の使い方をどう生かすかということですね。がんばります。
私はこの方法を教える資格はありませんが、このすごさをお伝えすることはできるので、何かにつけて脳の可能性については、お話ししていきたいと思います。


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