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次のパラダイムシフトはスーパー?!

この20年~30年の間に、私たちの生活スタイルや仕事のスタイルはずいぶんと変わって来ました。でも、過ぎてみると当たり前になってしまって、昔のことが思い出せないくらいです。
もしかしたら、若い人たちはそんな昔のことは知らないかもしれませんね。

今は会社の報告書はほとんどがパソコンで作成してると思いますが、20年前にはすべて手書きで書いてたこと。
電車の切符や定期は、改札で駅員さんが目視でチェックしてたこと。
だから、キセル(不正乗車)をする人が絶えなかったこと。

今は、切符も電子化されてるし、どこから乗ったということが誤魔化せないからキセルって出来なくなりましたね。こうなってみると、あまりにも当たり前なのですが、20年前に戻ってみると一体どうやってキセルを防ぐことができるのかって思っていたと思います。
私たちのライフスタイルやワークスタイルは、他にもたくさん変わったことがあります。思い起こしてみるとそれなりに面白いのですが、それはさておき、さて、次の20年には、どんな変革があるのでしょうか?

思いつきではありますが、20年後にはスーパーで万引きが出来ない世界になってるのではと、ふと、キセルから連想してみました。
テレビなどでも、万引きGメンの話などが出てきますが、小売店での万引き被害は相当に大きな額で、手の打ちようがないのが実情とのこと。

どうやって解決するかという考えでいくと、RFIDなどというチップを商品に埋め込んで、出口のところに厳ついゲートを置いてって考えるのは、ちょっと違うかなと個人的には思います。これでは、まだ対処療法のような感じがします。
もっと、根本的に変わってしまう、万引きのためのというよりも、買い物のスタイルが根本から変わって、だから、万引きなんて考えられなくなる、というシナリオになるのではないでしょうか。

ひとつのヒントは、Eコマースと言われるインターネットを介したショッピングです。アマゾンや楽天などでプチっとクリックして買い物をする人も徐々に増えてきてますね。Eコマースの売り上げは年率15%くらいで伸びてるのですが、それでもまだ小売り全体の6%くらいだそうです。

セブン&アイ・ホールディングスが、「オムニ7」というのを始めたそうです。これは、現実の店舗とネットショッピングを統合していこうということなのだそうですが、ネット時代に乗っかったようですが、私たちの生活スタイルを具体的にどう良くしてくれるかは、わかったようなわからないような。

ひとつ言えることは、ネットショップや物流が劇的に進歩して、20年後には実店舗の役割は、今とは全然違うものになっているかもしれませんね。
アットコスメという化粧品をネットとショップで売っている会社は、店舗はお客さんに商品を見てもらうことと、店員との会話でフィードバックをもらう所で、ネットで買っても店舗で買っても構わない、という考え方を取り入れているようです。

もう一つ別の側面で考えると、インターネットの進歩とともに、人の信用がクラス分けされていって、それが購買行動とも結びついてくるかもしれません。
商品にRFIDというチップを付ける話がありますが、人の信用も、人が持っているもの(モバイル端末やウェアラブル端末)に、信用情報が書き込まれていて、信用の高い人は、店舗の商品を勝ってに持ち帰っても良くなる。つまり、商品にもチップ(タグ)が付いていて人の信用もわかるから、持ってい行った商品を自動的に”人”にチャージすればいいという世界です。

切符と同じなのは、私たちの生活が便利になると、人がチェックしたり、人が見逃がせる余地がなくなっていくということかもしれません。

なんだか世知辛い気もしますが、さて、このような変革にビジネスチャンスはどれくらいあるでしょうか。

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