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かものはし、生き物をつくる人です。

こんにちは。かものはしです。
今回は簡単に自己紹介をしたいと思います。

一言でいうと、僕は生き物をつくっています。
もう少し具体的に言うと、実在しないちょっと不思議な生き物や、リアルな動物のかぶりものなどをつくっています。たまに鬼のお面とか狛犬風イノシシ像、カモシカ像などの生き物でないものもつくったりします。

実際どんなものをつくっているかというのは、こちらをご覧ください。

また、日々の更新は主にtwitterで行なっています。

これらの生き物たちを特殊造形という仕事で使われる技術でつくっています。

特殊造形とは、簡単に説明するとCMや映画、イベントなどに使われるキャラクターや着ぐるみ等を作ったりする仕事です。特殊メイクの人に施さないバージョンと言いますか、実在しないキャラクターやデザイン、もしくは実在するけど扱いが難しいものなどを、様々な素材と技術を使って立体にする仕事です。
個人的には、「別の素材を使っていかに本物っぽくみせるか」が要な仕事だと認識しています。

着ぐるみのような柔らかいものから、不二家のペコちゃんのような固いものまで、臨機応変に素材を使い分けてつくります。

なぜ生き物をつくるのか

小さい頃から生き物が好きで、通学路ではカナヘビを捕まえ、夏の夜に電灯の下で黒い塊を見つけると「クワガタかな!?」とテンションが上がるような少年でした。(ちなみにクワガタ派です。)
特に知らない生き物や、初めて見る生き物に対しての憧れがすごく強くて、図鑑で不思議な生き物を見てはワクワクし、ひいては「こんな生き物がいたらいいなー」と架空の生き物図鑑を落書き帳に描いたりしていました。

きっとそれが今の活動の原体験になっているのだと思います。

なので、感覚としては、自己表現として生き物をモチーフに作品をつくっているというよりは、こんな生き物がいたらいいな、出会いたいな、が根底にあって、「作品をつくる」というよりは「生き物をつくる」といったほうがしっくりくるなぁと思っています。

肩書きって難しい

2年前に、勤めていた造形屋さんをやめてフリーランスになりました。
辞めた後の一年は、いくつかの造形屋さんのお手伝いをしながら生活していました。その後、千葉でアトリエを構え、オーダーを受けて作品を作りつつ、自分の作品をつくる日々を過ごしています。

独立当初からずっと考えているのが、自分のことをなんと紹介しようかということです。
「造形屋です。」と名乗ってしまうと、造形屋さんになってしまいます。でも、僕のやりたいことは造形屋さんではありません。
動物のかぶりもの屋さんというのは、やっていきたいことのひとつではあるのですが、それだけという訳ではないのでそれもちょっと違うし、だからと言って造形作家というのもあまりしっくりきません。

なんというか、肩書きを決めてしまうと、できることが限定されてしまう気がしてなかなか一つに絞るのが難しいです。
なので今のところは、肩書きらしい肩書きはなく『生き物をつくる人です。』と言っています。(そう言っておきながら生き物以外もつくりますが・・・。)

当面の目標は、架空の生き物たちの架空動物園をつくることと、動物のかぶりものを使って、人の姿をした動物たちの日常風景を納めた写真集をつくることですね。

というわけで、少し堅苦しい感じになってしまいましたが、かものはしとはこんな人物です、というお話でした。
これからちょくちょく文章を書いていきますので、興味を持って頂けたら嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。


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