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いまが作りどき!ドクダミの虫よけスプレーと化粧水


ドクダミが開花しています。


去年、カラダにやさしい虫よけスプレー実験ということで、
あれこれ作りました。
が、実際に使ってみて一番効きめを感じたのが、このドクダミ。



作り方は簡単で、ドクダミをホワイトリカーやウォッカに漬けるだけ。
葉っぱが顔を出さないように、ひたひたにアルコールを入れてください。
1か月後くらいから使えます。

使うときは100均のスプレーボトルに少し入れて、水で適当に薄めます。
私の場合は2~3倍に。水道水の塩素が気になる人は、蒸留水やミネラルウォーターで希釈してもよいでしょう。

アルコールに漬けることで、ドクダミ独特の匂いは消えて、わりといい匂いに変化します。
また、ドクダミは化粧水にもなるくらいなので、
顔や肌にためらいなくスプレーできるのもうれしいですね。
(ただし、肌がアルコールに弱い人は気をつけてください)


例年、虫よけスプレーは、除虫効果があるといわれている精油(ゼラニウム、ユーカリ、ミント、シトロネラなど)をブレンドして作っています。

精油の虫よけスプレーは香りもよいし、効果もあるのですが、それに加えて試作したのがドクダミなどの自然由来のもの。

去年はドクダミのほか、クローブ、ヨモギ、ローズマリーを試作。
畑のやぶ蚊がすごいので、いろいろ試してみた結果、
ドクダミが虫よけスプレー選手権を勝ち抜きました。
ただし、これはあくまで、個人的な感想です。
蚊に刺されやすいかどうかは体質にもよるので、効果がある植物も人によってちがうかもしれません。

そして、市販のディートという成分を使用した虫よけスプレーと比べると、自然由来の虫よけスプレーの効果は低いと思ってください。
それをわかった上で使ってほしいと思います。

ディートは日本では自由に使われていますが、国によっては、子どもには使ってはいけないとか、何時間おきに使うことなど、細かい規制があります。
そのくらい注意して使うべき強い成分が使われているということ。

自然由来の手作りの虫よけスプレーを使うときは、こまめにスプレーするのが最大のポイント。香りが消えたら効果がなくなるので、屋外ではポケットに入れておき、しょっちゅうスプレーしましょう。これをしないと、やっぱり自家製のものは効果がない!という感想になると思います。

カラダにやさしい素材だからこそ、スプレーする頻度を増やすという手間を惜しまないでほしいと思います。

ちなみに刺されたあとは、かゆみ止めとしても使えます。


これは漬けてから1年たったもの。琥珀色になっています。


ドクダミは古くから化粧水にも使われてきました。
その場合は、葉っぱだけでも、葉っぱと花でも、花だけでもOKです。
また、化粧水として使うなら、日本酒に漬けてもいいでしょう。

ドクダミはお茶にしてもよいので、庭や畑にたくさんある!という人は、収獲したドクダミを乾燥させて、お茶として利用するのもおすすめです。

白い花が次々に開花するこの時期の葉っぱが、いちばん薬効が高いというウワサ。
ドクダミというと、ヘンな匂いがするし、抜いても抜いても生えてくるし、なかなか根絶できない雑草として憎まれることも多い存在。
でも、実際はさまざまな薬効があるといわれています。

虫よけスプレーなどに利用しようと思い立つと、ドクダミの花が咲くのが待ち遠しくなるから不思議です。
どうせあるなら、おおいに活用しちゃいましょう。

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