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iPhone12Proで初めてスマホの写真でも良いかもと思った話

2年ほどiPhoneXsを使っていて特に不満も無かったけど、今回たまたまタイミング的に乗り換えようという事になってiPhone12Proに機種交換。正直後ろ向きな気持ちでの交換だ。唯一気になっていたのは事前情報で聞いていたカメラ機能の性能アップで、これが想像以上の出来。今年一番の買い物となった。

ポートレートモードの精度アップとダイナミックレンジの拡大

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Xsでは面白機能の域を出なかったポートレートモードがいよいよ実用的になった。たまにミスもあるし、まだまだ精度は甘いがスマホの画面サイズで見るなら上等だ。画質もGoogle Pixelシリーズの様な等倍では解像していないのに全体で見ると解像している、例のコンピュテーショナルフォトグラフィ特有のものになっている。あとめちゃくちゃダイナミックレンジが広い。スマートHDR3による擬似的なものだろうけど、ノイズもよく調整され描写潰れも上手くカバーしており見栄えが良い印象だ。

お手軽超広角レンズという悦楽

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所有しているカメラ、レンズで12Proの超広角(13mm相当)にあたるものは持っておらず、実質超広角デビューがこのiPhone。広角側には苦手意識があって大体いつも50mm前後のレンズを使用しているのだけど、超広角ぐらい広くなると自ずと構図が決まってくる。サクサク撮れるようになるとこの画角は大変に楽しいものだ。

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特にiPhone12Proから実装された超広角のナイトモードは圧巻。帰宅途中のスナップに新しい選択肢が増えて楽しくなってしまいつい寄り道が増えた。

修正耐性のある撮影データ

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Xsの写真と決定的に違うと感じたのは撮影データの修正耐性だ。Xsや以前使っていたSEなどでは決め打ちの様なデータで、少しでも修正するや破綻してしまう写真が多かったが12Proは違う。ダイナミックレンジが広がった事や細部の描写向上などで非常に粘るデータになった。これはサードパーティアプリのフィルターをかけてみても明らかで、不自然な仕上がりになることが減った。通常の撮影データでこれなのだからApple ProRAWはどうなるのだろうか。楽しみである。

撮影の概念を変えるスマホ

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12Proに機種交換して1週間、通勤中にいつも撮影しているミラーレス一眼をついぞ一度も使わなかった。画質的にもSNSでアップする程度のスナップなら申し分ないところまできているのもある。しかし新しさというのもあるけど既存のカメラとは全く違う撮影体験に強く惹かれた事が大きい。

ハードウェアの弱点をソフトウェアで補うコンピュテーショナルフォトグラフィは、既存のカメラがセンサーやフィルム、光学的なスペックをもって作り上げた「写真」をトレースし、おそらく超える。しかもそれは思いがけない方向で。その片鱗を12Proから感じた。

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