2020年、不要不急の外出自粛で趣味の街歩きに行けなくなりました。以前撮影した写真を見返す事が多くなり、今なら違う現像するなぁと思うように。その現像は時々の正確な色味というより、まるで心象が沈殿して青味を帯びているような色。そこでこの青を再現するプリセットを作ってみました。プリセット名は「Blue in Green」。褪せた青緑と同じ名前の曲がマイルスの名盤にあったのを思い出したからです。

例によってプリセットを作るにあたり使用した環境は以前制作した「2000年頃の安いネガフィルムをチェーン店で現像を再現プリセット」「JUST THE GREEN」と同じく、アプリはLigtroom Classic 2019、機材はソニーα7Ⅱと富士フイルムX-M1 、ディスプレイ環境はiMac (Retina 5K, 27-inch, 2019)です。

表現したい青色の方向性

今回は枯れた青というか、沈殿した水の奥の色というイメージ上の色味です。青は空気の色味でもあるのでホワイトバランスを転ばせながら更に青本体の色味も程よく緑に寄せた、記憶の中にある色を拵えました。濃度、彩度を薄く漂わせる青い記憶色ともいうべき青に調色しました。

プリセット使用のコツ
本プリセットでは基本補正の値は固定値、またホワイトバランスはカスタム設定になります。特徴的な青味はホワイトバランスで調整している事もあり、こちらを変えるのはおすすめしません。元値はややハイキー気味なので好みで調整して下さい。

今回作成したプリセットはこちら。よろしけれ試してみてください。

※noteのコメント機能には基本対応しませんのでご了承下さい。
※本プリセット配布はlightroom経験者を想定しています。導入方法はご自身で調べて下さい。
※本プリセットの無断再配布を禁じます。