1.学科試験前日前夜

3月2日の夜の出来事でした。
「明日はキャリアコンサルタント『学科』試験。できることがやり切った。
　明日の天気が心配。電車に影響ないと良いな〜。」
なんて思いながらベットに横たわりまいした。

すると急にこんなことを考え出したのです。
「あれ？『論述』試験って実技試験の日で合ってるよね？」
ベットから飛び起きて、恐る恐る受験票を確認。
すると、学科試験の日（つまり3月3日）の午後から論述試験があるとの記載が…
アホすぎます。受験票が届いてから何度も見ていたのに、
日程を誤って認識していたという初歩的で致命的なミス。
身体から嫌な汗が出ているのが分かりました。
しかし、今から焦っても無駄だと切り替えその日は直ぐに寝ました。
（これで直ぐに寝れるあたり、自分でもすごいと思います。）

2.なぜ焦ったのか？致命的と言ったのか？

ここまで読んで下さった皆様ありがとうございます。
いくらスケジュールミスがあったとはいえ、そんなに焦ることなの？と思われるかもしれません。しかしそこには僕が焦る決定的な理由がありました。それは…
「論述」試験対策は「学科」試験が終わった後、
「面接」試験と並行してやろう！と作戦を立てていたからです。
僕は学科試験から実技試験まで時間がある日程だったので、
その間に対策しようという作戦で学科試験対策に力を注いでいたんです…！

つまり、日程把握ミスに気づいた前日の夜の時点で論述試験対策はノータッチ。
「終わった。これは今回の試験は諦めるしか…」という気持ちが強かったです。
本当にバカとしか言いようがありません。
しかし、どこかで論述ならどうにかなるのではないか？と思っている自分がいました。

3.試験当日の足掻き

バカなことをしたと思いながら目覚めた試験当日。予定より少し早めに起きた僕は試験までの時間の使い方について作戦を練りました。

・Kindleで養成講座仲間が買っていた参考書を購入
・家→試験会場の電車でポイントを押さえる
・学科試験→論述試験のインターバルで再度復習する

電車の中では学科試験の復習をしようと思っていましたが、学科試験対策は今からどうこうはないだろう！今の実力で合格点は取れる！と言い聞かせて、切り替えました。
電車の中でとにかく参考書を一読。とにかくポイントを押さえることを心がけました。すると、「これもしかしたら論述戦えるかもしれない」と思えたのです。
理由としては
・養成講座で卒業に必要な課題に、論述課題がありなんとなく経験していたこと
・ロープレのオブザーバーで客観的な見方を習得できていたこと
・文章を書くことに謎の自信があったこと（入試経験が活きた？）

そんな淡い期待を持ちながら、とにかく午前中は学科試験に集中しました。
学科試験、なかなか手強かったです。
35/50ちょうどぐらいかな？という手応えでした。

学科試験を乗り切り、会場から飛び出てカフェでも入って最後の論述対策をしようとしていた矢先でした。
会場の外で、なんと養成講座仲間とばったり遭遇！
オンラインクラスだったので初めての対面。
一緒にご飯に行く運びになりました。
結局、会場に戻って来たのは試験開始20分ほど前。作戦の最後は思いもよらぬ出会いから、不発に終わりました。

そして会場に戻って最後の足掻きをしているときに、周りの受験者の皆さんの様子をチラリ。すると…参考書の確認をする方はもちろんのこと、論述対策でこれまでに解いてきた問題のプリントを見返している人がたくさんいました。
びっしりとアドバイスや修正が書き込まれたそのプリントを見て、朝電車の中で「いけるかも」と思った自分が恥ずかしくなりました。
そんな複雑な気持ちでいよいよ論述試験が始まったのです…

4.手応え

早速問題に取り掛かりました。ざっと一通り見てかなり焦りました。
落ち着いて、参考書を思い出しながら作戦を練って1問ずつ取り掛かりました。
時間の経過が早く、周りのペンが走る音に焦りを感じながらも、
相談者とキャリコンのやり取りに、思いを馳せました。
なんとか時間内に全ての問題を解き終え、試験終了！
手応えは、そこそこ…。悪くないと思うけど、少し文章が長かったかな？とか
あの文言は不味かったのでは？と不安なところがポロポロとありました。
でも昨日の夜から抱えていたドーンとした暗い気持ちは消え、ルンルンで帰ることができました。

学科・実技ともに合格者発表に番号はありましたが、まだ手元に合格通知はないので詳細な採点は分かりません。
（海外にいるので、実家の親に来たら写真を送ってもらいます）

ほぼ勉強せずに（できずに）合格したことを自慢したわけではありません。
（こういう経緯がありながらも合格したことは誇れることだと思っています）
これから試験に臨む皆さんにはこういった初歩的なミスはして欲しくないです。また、こんな良い加減な奴でも受かることがあるんだから、しっかり準備してきた自分は絶対に大丈夫だと、自信を持って欲しいです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました！

5.追記

合格通知を家族から写真でもらいました。
論述試験A判定での合格でした。
初歩的なミスはありましたが、やれることをやり切ってよかったです…！