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仙台でフロントエンドのコミュニティを始めて8ヶ月が経った

この記事は第二弾 地方IT勉強会 Advent Calendar 2019の19日目の記事です。

仙台で、今年の5月からv-sendaiというVue.jsのコミュニティと、8月からSendai Frontend User GroupというWebフロントエンド系のコミュニティの運営をやってるダイチ (@kan_dai)と言います。

コミュニティの立ち上げとかの話は、以前にブログに書いたので良ければ読んでいただけると嬉しいです。

今回は、そもそもなぜ仙台でコミュニティを始めて、なぜ続けているかについて書こうと思います!

仲間がほしいならコミュニティを作ればいいじゃない

僕は福島県の田舎出身なんですが、多くの福島県民がたどると言われる進学と同時に仙台に行くというルートを辿り、そのまま6年ほど仙台で暮らしました。最初の就職も仙台でしたが、Web業界への転職を機に関東に移住、そのまま10年ほど関東で暮らし、今年の3月に宮城県にUターンしました。

仙台に住んでいた時にIT業界に居たわけではないのでIT系の知り合いはゼロ。仕事もリモートワークのため、基本的に一人という状況だったので、これは正直ちょっと寂しいなと思いました。

まずは既存のコミュニティに参加していって、知り合いを増やしたりしようかなと考えましたが、以下のような理由から自分で立ち上げれば良いんじゃね?という気持ちになってコミュニティを立ち上げて今に至ります。

コミュニティのメリットを一番受けられるのは運営

人によってコミュニティに求めていることは違うと思いますが、僕の場合はこの2つです。

・知る (新しい知識や、人の考え方、事例など)
・出会う (新しい出会いもそうですが、知り合いと会えるのも嬉しい)

関東でコミュニティの運営に関わったことがあり、これらのメリットを一番傍受できるのは運営だなというのを感じていました。

まず、自分が話を聞きたい人に声をかけられるというのがあります。
勉強会を主催する時に、もくもく会・LT大会・パネルディスカッションなど、何をやるのかというのを必ず決めますが、その時に「あの人に喋ってもらいたい」「あの会社のサービスの話を聞きたい」などを自分で決めることができます!

登壇してくれる人を探すのが大変な時もありますが、これは知ること・出会うことをどちらも満たせる運営の特権だなと感じています!
また、運営は登壇者と話したりする機会も多いので、自然と仲良くなったりすることも多いと感じます!

次に、運営だと参加者に話しかけやすいというのがあります。
コミュニティの運営やってるんだから人と話すのが得意と思われるかもしれませんが、僕はそんなに得意じゃないというか若干苦手です!

個人的には、話すきっかけがないというのが大きいところだと思うんですが、運営やっていると「参加初めてですか?」「今日のイベントどうでしたか?」など、話しかけるきっかけがあるので話しかけやすいです!

自分を知ってもらう

知り合いを作ることに近い話ですが、自分の生存戦略的な話です。
上記でも書いたように僕は仙台のIT業界では完全に新参者でしたが、コミュニティの運営をすることで、こういうことやってるエンジニアがいると認知してもらい、あわよくば自分の価値も高めたい!と、めちゃくちゃ打算的なこと考えてます!

僕も今はエンジニアとしてやっていけていますが、今後の人生何が起こるかわかりません。コミュニティで活動をしていれば、例えば、仙台で転職しようかなとなった時に、声をかけてもらえたり紹介してもらえる可能性が少しは高くなるかなとかも考えてたりします。

ブログ、オープンソース、勉強会・・・etc。なんでもよいので、業界とコミュニティに明解な形で貢献しよう。スキル、経験、情報、チャンス、仲間、仕事、あらゆるものが貴方の周辺に集まります。与えたものは必ず何倍にもなって返ってきます。

僕はフリーランスではありませんが、深津さんがこの記事で言っていることは本当にそうだなと思ってます。
特に地方は良くも悪くも世間が狭いので、人のつながりは重要だと思っています。

地域を盛り上げたい

地方は関東に比べたら勉強会やイベントは少ないです。
勉強会がたくさんあるというのは、10年前に上京する理由の一つだったので、仙台でも勉強会やイベントが増えてほしいと思っていました。

今は昔に比べたらだいぶ増えましたが、それでもまだまだ少ないと思ってて、さらに仙台はWebフロント系の勉強会は少なそうに見えたので、フロントエンドのエンジニアの自分にとっては、だったら自分で立ち上げて仙台のIT勉強会を盛り上げたい!と思うような状況でした。

やはり、自分が住んでいる地域が盛り上がっていると単純に嬉しいですし、他の地域が盛り上がってるのを見ると悔しい(笑)ので「仙台盛り上がってるじゃん!」と思ってもらいたいですよね。

あと、今はスキルさえあればどこでも働ける時代なので、地元に戻ってリモートで働きたいという僕みたいな人も多いと思うので、そんな時に「仙台はコミュニティも活発でいいじゃん!」という気持ちになってくれたら嬉しいです。

コミュニティを運営してどうだったか?

こんな理由で2つのコミュニティを立ち上げ、早8ヶ月が経ったので少し振り返ってみます。

まず、一緒にコミュニティを運営してくれる人や、イベントに参加してくれる方々、別のコミュニティの運営者の方などたくさんの方に出会うことができて、仲間が欲しいからコミュニティを作るっていうのは大成功でした!

で、そんなことをやってたら Rakuten Technology Conference 2019 のパネルディスカッションに呼んでもらうことができました。とても嬉しかったです。ありがとうございました!

あと、自分で言うのもなんですが、今やってるイベントは毎回30〜40人くらいというたくさんの人が集まってくれていて、僕が来てから仙台のフロントエンド界隈が盛り上がってるように見えると言われたことがあってめちゃくちゃ嬉しかったです。褒めてください。

こんな感じで、自分を知ってもらうとか地域を盛り上げるとか、元々考えていたことが実現できていて、というか思ってた以上なのでコミュニティやって本当に良かったなと思ってます。まぁ、たまに大変な時もありますが、そういうことはまた別の機会に書くかもしれないです。

今後の話

いいことばっかりじゃん!という感じですが、正直今まではボーナス期間かなと思っていて、新しいコミュニティであることや、仙台にあまりなかったフロントエンド系のコミュニティということで人もたくさん来てくれましたが、それも徐々に落ち着いてくると思ってます。

人がたくさん来てくれることが一番重要と思っているわけではないですが、やはりたくさん集まってくれると嬉しいし、運営のモチベーションに繋がるというのはあります。僕自身、最初の頃はどうやって人を集めるかみたいなところをやはり考えていたように思います。

なので、まずはそういう状況でも今後も継続してやっていくというのを頑張ろうかなと思っています。継続が大事!

あと、最近は来てくれる人が満足してくれるような場を作りたいというのも考えるようになってきたので、より満足度の高いイベントを作り上げられるように色々とやっていきたいです。いや、今まで考えてなかったわけじゃないですよ…!

というわけで、来年以降もv-sendaiとSendai Frontend userGroupをよろしくお願いします!

最後に

アドベントカレンダー1日遅れてすみません…!
運営やって良かったよって話だったので、一緒に運営やりたい人とかいたらぜひ声かけてください!

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