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「遠足はキライ」な自閉症の長女が校外学習に行けるようになった工夫。

私の長女は小1。
自閉スペクトラム症。
軽度知的障害(IQ61)で知的支援級。

保育園の時は行き渋りが強かったから
不登校になることも覚悟していました。
悩みすぎて、ずいぶん1人で泣きました。

小学校入学が心配で
長女とは4、5回小学校に見学に行きました。

入学前に長女は小学校の校舎の隅々まで
知ることができたようです。
入学後は笑顔で小学校に通っていました。

しかし、恐れていたことが…

そんな長女が、遠足の朝突然…
「小学校休みたい」と言うではありませんか!

えっ…今までそんなこと言わなかったのに…
私はショックを受けながらも
理由をきくと、

「カゼ引いた」と長女は言い
急にゴホッ、ゴホッと咳をし始めました(笑)
体温36.4度。

「遠足、行きたくないの?」ときくと
「うん。」と長女は頷きました。

「今日だけ休んだら、次の日は行けそう?」
「うん。」

電話で担任の先生と相談して休みました。

その日の昼、長女は
「小学校、ズル休みした。」と私に言いました。
私は「正直だね」と笑いました。

そして長女は「小学校3年生までは遠足を休む」と宣言しました。

休んだのは遠足の日だけでした。
遠足が嫌だったようです。

なぜ、遠足が嫌なのか?

自閉スペクトラム症の特性の一つに、「見通しの立たない状況において、不安を感じやすい」というものがあります。
「想像力の乏しさ」という特性があるため、自閉スペクトラム症のある子どもは経験したことのない状況や場所に置かれると、これから何が起こるのかがわからず混乱してしまうことがあります。

https://junior.litalico.jp/column/article/103/

つまり、遠足で行く場所が想像できないから
長女は不安を感じて小学校を休んだのです。

2学期になると…

支援級には、国語や算数の他に
自立活動」(略して自立)という
授業があります。

自立活動は,個々の児童又は生徒が自立を目指し,障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識・技能・態度及び習慣を養い,もって心身の調和的発達の基盤を培う。

特別支援学校 小学部・中学部学習指導要領(平成29年4月公示) 第7章 第1 目標より引用

自立の授業でお買い物学習をすると聞いた長女は
「⚪︎日は休む!お買い物いかない!」と
毎日、毎日言うようになりました。

そこで私がしたことは次の3つ↓↓↓

①長女の好きそうな小銭入れを100均で購入。
②長女と買い物学習で行くコンビニに行った。
③長女に①の小銭入れを渡して支払いをさせた。

そのコンビニは自動精算機だったのですが、
店員さんが優しく対応してくれて
長女は無事、ドラえもんのガムを買えました。

「お買い物できた!」
長女は満面の笑みでした。

そして無事、お買い物学習に行けました。

さらに最近は通常級の1年生のみんなと
校外学習でプラネタリウムにも行けました!!!

実は、そのプラネタリウムは夏休みに
家族で行っていた場所だったんです。

まとめ

遠足や校外学習など、
子供が「行きたくない」と言ったら
休んでもいいと私は思います。

でも、出来れば参加して欲しい。
いろいろな経験をさせてあげたいという
親心もあります。

だからこそ、
小学校でいつもと違う場所に行くためには
事前に子供と一緒に下見に行くと良いです。

場所がわかると見通しがつくので
参加しやすくなります!

一つずつ「出来た」を増やして自信を
つけていけるようにこれからもコツコツ
楽しみながらやっていきます✨


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