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~段々とおかしくなっていく生活①~

最初の違和感を感じてからもお付き合いは続いていきます。

無事に再試験を終えたDは何とか留年は免れました。

私もDも一人暮らしをしており、お互いの家を行き来する生活が始まります。
ここで驚きの事実が…
なんとDはバイトをしていなかったのです!!!
親からの仕送りのみで生活をしていました。私からしたら驚きでしかなかったです。親からの仕送りのみで、バイトをしていないのに勉強もせず私に文句言っていたのかと思うと呆れました…

私は自分の家の近くでバイトをしていたのでバイトをしていないDが私に合わせる形で、私の家にDが来ることがとても多くなりました。
私がバイトに行っている間Dは私の家で待つという生活に。

私は家賃と光熱費を親に払ってもらっていて、生活費やお小遣いはバイト代でまかなっていました。
そのため夜中の2時、3時くらいまで働く日もありました。
そういう生活をしていると、私の家で待っているだけのDは暇になるわけです。
そんな時Dにこんなことを言われるのです…
「22時までしかバイトしないで。待ってる俺つらいじゃん。」
はぁ?ですよね。私も怒りました。
「生活費を稼がなきゃいけないからそれは無理。それなら自分も何かバイトして時間つぶしたらいいじゃん」というと
「俺の家のほうでバイトしたら俺ら毎日会えないじゃん。それは無理だから。」
私の家とDの家は電車+徒歩で30分ほど。私が確かに夜中までバイトしていたら終電もなくなるし会えなくなる。でも毎日会う必要はない。
何なら私がバイトに行っている間の光熱費、私の親がDのために払っていると思うと本当に嫌だったので、私の家に入り浸るのはやめてほしかった。


私「別に毎日会わなくてもいいんじゃない?」
D「いや、それは無理。それなら別れる。別れたら俺らに協力してくれたAちゃんやB君にも失礼だよね。俺の親にも失礼だよね。最低女になるよ。クラスでも変な雰囲気になって周りに迷惑かけるよね。


確かに私たちが付き合うためにクラスメイトの仲の良い数人がとても協力してくれていて、その友達はとても私たちカップルのことを応援してくれていました。そのメンバーで一緒に遊びに出かけることもありました。
別れてもいい…と思ったのですが、私たちのせいでみんなで集まる機会がなくなってしまうのでは?とか、クラスの皆に私達に気を使わせて日々過ごさせるのは申し訳ないなと思ってしまいました。
そして、付き合ってからDの親がこちらに来た時にご飯をごちそうしてもらったりお世話になっていたのも事実でした。
≪人に迷惑がかかるよ≫この言葉を言われると私は何も言えなくなってしまいます。誰かに迷惑をかけることが一番嫌いだったから。
今思うと、若かった私は周りの目を気にしすぎていたと思います。

そして、Dのいう通り22時までのシフトに変更をしてしまいました…

そこからが地獄でした…

居酒屋なので、金曜や土日・祝日はとても混みます。22時までのシフトにしていても、手が回っていないときなどにもう少し残ってほしいと言われたら延長することもあります。
22時になると必ずDから終わった?とラインが入り、その時間に終わるときはいいですが、延長してしまうと、
「何で22時にあがらないの?22時までに終わる約束だろ?」
と言われ怒られるようになりました。バイト終わり疲れていたため、いつもとりあえず謝っていました。
そんなことが数回続いたときにDから「次、延長頼まれても断れよ」と言われました。「はいはい、わかったわかった」とまた適当に返事しました。

とある日、また店が混み、延長を頼まれたので30分ほど延長してから帰りました。
すると家のドアに鍵がかかっていました。

すぐにLINEで
私「ねぇ、バイト終わったよ。鍵開けて?」
D「何回裏切るんだよ、鍵開けねぇよ。」
私「仕方ないじゃん、混んでたんだから。」
D「断れっていったらわかったって言ったよな?なんで延長してんの?裏切りじゃん。嘘つきじゃん。」
私「普通に考えて残るでしょ。店大変なんだよ。私が元々遅くまで入ってたのに無理言って22時までに変更してもらっている身なんだよ。手伝えることは手伝いたいじゃん。」
D「嘘つき女じゃん。反省しろ」
そこから1時間半、冬の北海道の外にずっといました。
寒くて寒くて、とにかく中に入りたくて謝り続けました。おかしいな、なんで私が謝らなけらばならないのかな?と思いながらも中に入りたいの一心で謝りました。
やっと鍵を開けてくれて中に入れた時は、寒さとどうして?という気持ちで涙が止まりませんでした。

それを見てDは「お前って本当嘘つくし、裏切るよな。」と言ってきました。
きっと試験の時の話のことも根に持っていたんだと思います。
今まで、『裏切り者』『嘘つき』と言われたことがなかった私はその言葉にとても落ち込み、自己嫌悪に陥りました。

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