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正しさよりも心地良さ

手の絵をいくつか描いてみて、気づいたこと。

写真をトレースして描くよりも、自分の目で見て描いたほうがいい絵が描けている。

自分の手を写真に撮ってトレースすれば、正しい手が描けます。でも、なんだか少し違う気がする。

自分が見て、いい!と思うのは、正しい絵ではなくて。嘘で描かれた、見た目のいい絵でした。それは人体の手としては、どこかがおかしい。指が長すぎたり、手の甲はもっと肉厚のはずなのにシュッと細すぎたり。でも、その嘘が美しい、と思う自分がいます。色気のある手が描けたなぁ〜と思うとき、いい絵が描けた気がします。

その絵がいい、と思うのは……

人体としての正しさよりも、見たときに感じる心地良さではないか。

その心地良さとは、自分の好みや性癖というような「ここが好き!」「こういう絵が好き!」というアピールポイントでもあります。

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