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華生ばかり #0107

 こんにちは、めっきり春めいて来ましたね。今日なんか最高気温20度まで上がりましたよ。私はというと、体内のことならわりと何でも面倒を見てくれる担当医から処方された花粉の薬をしっかり飲んでいるので、目薬さす頻度がちょっと増えたかなぐらいで済んでます。花粉症の皆さんは大丈夫?
 先日Instagramにて「リーバイスのジーパンを探し狂っていたら二十年前のPORTERを発見したことにより色々あって唇にでかい吹き出物が出来た」という旨の投稿(https://www.instagram.com/kana.yoshikawa/)をしたのですが、そもそもリーバイスを再び履きたくなった理由や、その後の顛末などを今回のコラムで細かく記していきたいと思います。よろしければ私のInstagramも是非フォローを。画像より文章の方が長いことがままあるのですが、更新するのが楽で文字制限がないので、Twitterよりも私に合っているようです。今回はこのコラムの宣伝も兼ねて、無料部分をいつもよりも少し長めにさせて頂きます。但し、購入してくださる方にしか出したくない情報もあるのでコラム自体は有料にさせて頂くことにしました。

■現在のわらしべ長者戦争:前編

 ↑↑ 全身の服の合計金額、3000円弱。靴とタイツのみ新品。

 まず、前回のコラムにも書いたんだけど(とは言え結構後半の方に書いているので、購入してお読みでない方はご存じないと思いますが)私、wearっていうファッションコーデ投稿アプリやってんのね。やってんのね、というか最近やり始めたのね。ここ数年はメイクよりも服が好きだし。それで、もう古着買いすぎて増えまくってるから断捨離しようと思ってんだけど、結局クローゼットの中を見てても「でもなー。これ、なんかの機会で着そうな気がするんだよなー」とか「このショーパンは明らかに短すぎるけど……年齢的に結構きついけど……うーん、でもほら、足とかは出しといた方がダイエットのモチベーション上がるって言うよね?」とか、もうさ、ブチブツブツブツ、言い訳なんか凄まじい数が出てくるんだけど、とにかく「勿体ない気がして捨てられない」わけ。何だったら「もうこれは一生着ないだろう」と明確に自覚している服ですら「いや! でも、このシャツには思い出があるから!」みたいな精神的な理由まで飛び出してくるし、そのわりにちょいちょい古着屋さん行っちゃあ「かわいい。安い。買っちゃおー」とか思ってどんどん買うし、増える一方とかいう言葉じゃ足りないぐらいの増殖の仕方してんのね。

 それで私、思ったんだよ。時たまコラム用に自分の全身の写真撮ることがあったけど、その時に自分でしげしげ見てて、初めて「……この服、似合ってない」「これ明らかにサイズ感おかしい」とか気付くことってあるんだよね。でも、そうでもしないと、仕事中にトイレ行く時とかにふっと自分のことを見るぐらいで、自分の全身なんてそんなに見るもんじゃないし見えないじゃん。しかもこれまでは、いちいちセルフタイマー設定して一人で撮るのとかがめんどくさすぎる上に恥ずかしいし、てのがあって。
 だから仕事に出る前に全身鏡を部屋から廊下にざざっと動かして、鏡越しにパシャって撮るのが殆どだったんだよ。それってつまり「自分の姿が見える状態で撮ってる」ってことで、何か知らないけど、それって通常より良いように撮れてるんだよね。多分。
 都度「これ足太く見えるな(実際太いんだよ!!)」と思えば、何となく立ち方変えれば誤魔化せるし「腕の太さが際立つな(だから太いの!!)」と思えば、太くないような腕の出し方で撮ればいいだけなんだよ。それってめっちゃ簡単なんだよね。一瞬だよ。でも写真はずっと残るし、コラム出す時にそういう写真貼ったりするわけだから、その時にも自分の全身写真を見るじゃん。すると脳が「これが私」って思うわけ。どんどんそういう勘違いを起こしていくわけ。実際太い足でも「見られるな」になるし、ウエスト太くても足が短くても自分でそうは見えないように」撮ってるから、脳味噌の中のセルフイメージがどんどんおかしくなんのよ!! ついでに言うと、家の中で靴履くのもすげー嫌と言えば嫌なんだよ。マットとか何かしらを靴の下に敷いて撮ってたけど、マジでいちいち面倒くさいし、だったら靴履かなきゃいいんだけど「この服は、このヒールありきで着てるから」と思ってる場合があったら絶対靴まで撮りたいから、家の中で靴履くじゃん。それも嫌でさ。
 となったら、実際の己の姿を見るためにも、鏡越しで撮るのやめたほうがいいし、インカメで見ながら撮るのもやめて、自分に現実を叩きつけながら「この服似合わないから捨てましょう」と思い知っていくしかないなと。そんなこんなで最近wearに投稿してるやつ(インスタで時たまマンション内に座ってる私とかもそうだけど)は、全部スマホの外カメで撮ってるから(前にも書いたけどダイソーにカメラ用のリモコンシャッター売ってるので)何枚かパシャパシャ撮って写真を確認したのち、無言で全削除し、一回部屋まで戻って着てる服捨てて着替えてる時とかあるんだから。それぐらい現実って残酷なんだよねー!! スマホぶん投げたくなるっていうの、良く聞くじゃん。私はこれまでどれほどキレても物に当たったことはないけど、その気持ちは分かるよって感じの絶望だよ。外カメで自分を撮った初日、その日の夜からすごい勢いで運動量、主に腹筋の回数増えたからね。

 ちなみにこれまでもたまに全身写真をアップしてる時があったんだけど、あれはまた別の便利アプリがあって(インカメで写ってる自分の姿を確認しながら撮れるアプリ)ある程度自分の立ち姿や写り方を見ながら撮れる分、今よりは大分「盛れていた」のではないかと思う。てか外カメで撮るようになってからの惨状も仕方ないよね。何と言ってもダイエットの道半ばだし、そもそも私はスーパーモデル冨永愛的なスタイルを持って生まれてきてないんだから。声を仕事にすることはできたけど、ビジュアルをどうこうする仕事じゃないから、そんなの磨いてきてないって話なんだよね。
 何でもそうだけどね。田舎の小学校で「足長いね」と言われたとて、周りと比べて多少長い素人レベル。「歌上手いよね」と言われたとて、周囲の子たちと比べたら多少は音取れてるぐらいの素人レベル(この「プロになったらめっちゃ歌下手な自分に気付く怖い話」に関してはまた別に機会に書きます)。何にしても「それほどではないのだ」と自覚しない限り、改めて何かしようとしたって何もできないのが普通の人間だってことなの!! それは初めてまともに歌の仕事をした時点で重々分かってたつもりだったんだけど。外カメの画質の綺麗さと同時に「今自分がどういう写り方してんのか分からない」っていう状態で撮った写真って、残酷だよ残酷!!

 今って、自分のマンションの内廊下の中で一番陽当たりのいい場所で撮ってるんだけど、マジでそこの床にバミり(立ち位置)のビニールテープ貼ったろかと考えてしまうほど、距離とかカメラ置く位置とかすげームズくて、ただでさえ十人並みの容姿してると、そのカメラ位置だとか立ち位置ぐらいは最低限ちゃんと考えないと、ホンットーーに、人様の目に触れるようなネットに上げられる写真なんて撮れないんだよ。とてもじゃないけど。どんどん話ズレてんだけど、つまりは服の断捨離のために自分を正しく客観視するべく外カメで写真撮り始めたら、予想を遙かに超える衝撃がありすぎたってこと。
 んで、最近は身体も結構絞れてきて、自分その人が写っている想定外の写真を見ることにも精神的に鍛えられてきたから、日々「この服はもういっかぁ」と、前よりもスムーズに捨てる服の選別ができるようになってきててね。で、って話なの。もう、やっと本題だよ!! なげぇな私の文章!!

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