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juice barはつらいよ〜Buddha brandについて編〜

昨日はNIPPSさんがお店にふらっとやってきて「あらー」と思った。最近、平日でもランチが満卓になることが多く、昨日もヘルプで入っていたんだけど、2階のテーブルが予約で埋まり、飛び込み客を1階のテーブル席に案内するほどだった。ジャンボパパや佐藤君も来てくれた。
ママさん達がキッズスペースで子供たちを遊ばせている一方、NIPPSさんはDJブースの裏でひっそりと飲酒をしていた。時たまひょっこり姿を現したりもしていて、妖精みたいな存在だなと思った。

昨日はラッパーの椿さんも差し入れに来てくれたのでその二人がかち合ってしまった。私はどうしてもそのツーショットが欲しくなって半ば強引にご紹介させてもらった。

NIPPSさんと椿さん

我ながら良い写真だと思う。椿さんが喜んでくれて良かった。

椿さんはNOTEを誉めてくれた上に「ボロボロの刃が欠けた髭剃りとかレモン石鹸とかパンチラインでした」と笑っていたが、椿さんほどのラッパーに言われるのは嬉しい。しかも差し入れの袋には食料品と共に髭剃り石鹸が入っていて流石椿さんだなぁと唸らずにはいられなかった。ありがとうございました。

今はもう慣れてきたけど、昔から知ってるアーティストが目の前にいるのは不思議な気分になる。初めてBuddha brandの曲を聴いたのは1997年だから中2の時か。なんでそんな年号まで覚えているかというとavexから出ていた「avex dance carnival 〜summer '97」に「ブッダの休日」が収録されていたから。あの頃の自分に「あなた25年後にNIPPSにお酒作ってるよ」と言ったらなんて思うだろうか。

CQさん

NIPPSだけでない。CQもjuicebarrocketのイベントによく来ていて、未だに緊張してしまう。緊張しすぎていつも無視していたんだけど、ついに最近「君はいつもいるけど、何者なの」と聞かれてしまった。反射的に「オカマなんです」と答えたらびっくりしていた。そりゃそうだよな。わかりやすいように説明しなきゃと思って出てきた言葉は「CQさん。私ね、リルキムになりたかったの」だった。違う、リルキムの強さに憧れてただけだ。女装をしたいわけでも性転換をしたいわけでもない。でもそれを説明するには時間が足りなすぎる。
CQさんはお腹に手を当てて体を傾け、「リルキム!リルキムに!」と繰り返しながら笑ったあと、真顔に戻って「なれねえよ」と教えてくれた。ちゃんと答えてくれて真面目な人なんだなぁとえらく感心した。
その後、カウンターで勤務していた時に「ハイボールください」「ありがとうございます。500円です」とお客さんとやりとりをしていたら、CQさんが寄ってきて「オネエ言葉以外も話せるじゃん!」と言ってきたのが面白かった。そうよねぇ、年がら年中オネエぶっこいてるわけにはいかないしねぇ。ってゆーか、そんな短いやり取りの中ではオネエのこきようがねーわよ。

ブッダのベストアルバムを買ったのが2000年。高校3年くらいか。受験勉強をしながら大怪我3000を繰り返し聴いたのを覚えてる。残念ながらDev largeさんにはお会いできなかったが、昔聴いていた人たちが今こうやって目の前でお酒を飲んでいる。時々そんな状況が面白くなって一人で笑ってしまう。本当に人生は何が起こるかわからない。

さて、今日もお店開けました。雨音が響く寂しい夜は皆で仲良くお酒を飲みましょう。ご来店お待ちしております。

JUICE BAR ROCKET
東京都足立区千住1-1-10
https://instagram.com/kanaehiphop


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