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この夏の旅 4 ロシアW杯

 サッカー好きの私にとって4年に一度の世界的なスポーツイベント、ワールドカップはどうしても現地観戦してみたいものの一つです。そして今回は今までで一番多くの試合をスタジアムで見ることができました。

 これまで現地観戦したのは日本が初めて出場した1998年フランスで予選リーグ最終戦の日本対ジャマイカ戦(中山ゴンの初ゴール!でも惜敗)。次に日韓共催だった2002年に予選リーグでの2試合アメリカ対ポルトガル戦、南アフリカ対スロベニア戦、3位決定戦の韓国対トルコ戦。そして2006年ドイツで準決勝フランス対ポルトガル戦。直近では2014年ブラジルで予選リーグの日本対コートジボアール戦(本田の先制ゴール!でも逆転負け)、フランス対スイス戦、そして3位決定戦のブラジル対オランダ戦で計8試合でした。

 今回はネットで4試合購入、現地で2試合購入して計6試合を観戦しました。まずはモスクワ・ルジニキスタジアムでのグループステージのフランス対デンマーク戦。これは試合開始直前にスタジアムそばでフランス人からほぼ定価で購入。内容は両リームとも3試合目で引き分け狙いの消極的なもので0-0でした。

 2試合目はヴォルゴグラードでの日本対ポーランド戦。終了間際の日本の時間稼ぎが問題になった試合です。結果はご存知の通り0-1‘でポーランド勝利。前の試合と同様、内容的にも非常につまらないものでした。賛否両論あると思いますが、現地観戦している立場としては日本は本当に納得のいかない戦い方だったと思います。

 3試合目はモスクワ・ルジニキスタジアムでのラウンド16、ロシア対スペイン戦。ホーム・ロシアの圧倒的な応援の中、ロシアが1-1延長そしてPKの末に劇的勝利。決勝トーナメントに入り試合内容も濃くなり見ていても非常に面白かったです。また優勝候補の一角だったスペインがまさかの敗退ということで驚きと共にロシア人たちの歓喜の表情を生で感じられました。
 

 4試合目はモスクワのスパルタクスタジアムでのラウンド16、コロンビア対イングランド戦。この試合も前の試合と同様1-1延長そしてPKでイングランドの勝利で、とても見ごたえのある内容でした。スタジアムはコロンビアファンが案外多くいたのですが、私の横の席がイングランドのファンだったので、彼らと共に勝利を祝いました。

 5試合目は前の試合の会場で偶然に会ったアメリカ人カップルから直接購入したロストフ・ナ・ドヌでのラウンド16、日本対ベルギー戦。結果は2-3でベルギーの逆転勝ち。この試合も日本が予想以上に善戦したこと、そして劇的な負け方で世界的にも大きく話題になったようです。現場で観戦していても非常に楽しめました。

 今回最後に現地観戦したのは準々決勝のソチでのロシア対クロアチア戦でした。2試合目のロシア戦でしたが前回より更にスタジアムは盛り上がり、ホーム・ロシアの大健闘により接戦となりましたがクロアチアが2-2延長そしてPKの末に勝ちました。

 結局ロシア滞在12日間で6試合観戦できたのですが、地方会場に行くために列車で長距離移動を繰り返したのでかなり体力は消耗されました。しかし世界中のサッカーファンや旅人との出会い、地元ロシア人との交流など充実した時間が過ごせました。長距離列車からの車窓も素晴らしく優雅さを感じられました。スパシーバ、ロシア!

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