最近、ジャニーズのアイドルを好きになった。
　２０２１年１１月１２日にCDデビューをする「なにわ男子」である。

　ジャニーズを好きになって感じたのは、提供されるコンテンツ・情報量の多さだ。テレビやラジオ・雑誌のメディア出演は数え切れない。それに加え、ネット上の動画配信やブログなどコンテンツの多いこと。ファンはこれを全て追い切れているのだろうか。
　私には私の生活がある。１日が２４時間であるうちは全て追い切れないのではないかと思い始めている。

　なぜ私がジャニーズのコンテンツや情報量の多さに驚いているかというと、私が幼い頃から好きなアイドル集団「ハロー！プロジェクト（以下：ハロプロ）」とは圧倒的に異なるからである。今でこそ、ハロプロは数多くのメディアに出演するようになったが、１０年くらい前はテレビとラジオにレギュラーが１つあるかどうかくらいで、あとはアイドル雑誌にちょこちょこ載るくらいだった。ホームページのメディア出演欄を確認しては中々更新されないことを残念がる日々だった。だから好きなアイドルが出演しているものはほぼ全て把握していた。

　そんな経験をしている私からすると、ジャニーズはとにかく情報量が多い。SNSも発達した今、飽きることがないのはとても嬉しいことだが、自分の好きなアーティストのことを全て追えないのが少々悲しくもある。応援の仕方は人それぞれだが、私はなにわ男子のことをどのように応援していけばよいか模索中の状態なのである。

　ハロプロとジャニーズ。この日本の2大アイドル集団のやり方の違いに驚き、戸惑う毎日。

　ハロプロとジャニーズの両方のアイドルグループが好きな人は、世の中に一定数いるようだ。両方のグループのオタクをしている、通称「兼オタ（兼任オタクの略称）」と言われている人々だ。

　こんなにもやり方の違うアイドルを両方全力で応援できるなんて凄い。私はハロプロもジャニーズも好きだが、「兼オタ」を名乗る資格などあるのだろうかと考えた。兼オタを名乗っている他の人々に失礼に当たらないだろうか……。

　でも、好きなものは好きだ。両方のやり方に戸惑いながらも自分なりに応援していけば案外やっていけるのではないのだろうか。
　そう、前向きに考えた。

　私なりに、私の視点で、やり方で、彼女ら、彼らを応援していくと決めた。

　だから、

　兼オタ名乗ってもいいですか？？

奏歩

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