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【ライターになるために】ステマ規制の情報のとりどころ

2023年10月1日からステマ規制が施行されました。
ユーチューブやブログなど、さまざまな媒体がステマ規制について、それぞれの視点から、かみ砕いして説明をしてくれています。
分かりやすい!
といっても、情報の取りどころは消費者庁です。

今回は、ステマ規制のかみ砕きは様々な媒体を見たほうが早く、分かりやすいので、情報の取りどころについてご紹介します。

1.ステマ規制とは

一般的によくきく『ステマ』とは、ステルスマーケティングの略です。簡単に言うと、事業者(広告主)が広告であることを隠して、広告・宣伝を行うことを指します。海外ではすでにステマ規制が行われていますが、日本が遅れての導入になります。消費者に優しい規制です。

ステマ規制は景品表示法(正式名称:不当景品類及び不当表示防止法)の不当表示防止法に該当します。
もう少し詳しくいうと、『その他誤認されるおそれのある表示として内閣総理大臣が指定するもの』に含まれます。
表示規制をしっかりしなさい!ということですね。

詳しく資料を読んでいくとお気づきかもしれませんが、いくつかのパターンに分かれます。
ご自身が、広告なのか、事業者なのか、アフィリエイターなのか、立ち位置によって注意する点が異なってきます。

言いたいことは、
しっかり理解してルールを守ることで、自分を守ることになります。
資料を読み込むことは、量も膨大で、難解な個所もありますが、頑張って読み込んで理解していきましょう。


2.情報の取りどころ


ステマ規制は、消費者庁の管轄で、景品表示法に含まれます。
情報元は、消費者庁のHPにあります。
しかし!
何から手を付けたら良いのかわからない!というかたもいると思うので、
私なりの資料の読み込みの順番を簡単に紹介します。

景品表示法とステルスマーケティング~事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック[PDF:3.0MB]

(令和5年6月作成)
何して、良いかわからない方は、まずこの資料で全体把握をすることをお勧めします。図が入っているので、分かりやすいです!
ちなみに、景品表示法も一緒に読み込んでおくと理解しやすいです。
事例でわかる景品表示法(平成28年7月改訂)[PDF:20MB]

②討論会や運用基準を読み込む

概要が把握できたら、あとは、ご自身の立ち位置によって必要となる情報や資料が異なってくるので、討論会や運用基準などの資料を個々で読み込んでいく必要があります。基本的に資料は消費者庁のHPにあります。

「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準[PDF:336KB]

アフィリエイト広告向けの資料もあるので、必要な資料を探しましょう。


3.情報を取り扱うときの注意事項


ステマ規制は、令和5年10月に施行したばかりなので、動向を注視する必要があります。
YouTubeやブログなど、分かりやすくかみ砕いている媒体では、冒頭に『一個人の見解です』と伝えています。
消費者庁などから情報を集め、資料を読み込んで、分かりやすく情報を要約して伝えていますが、その情報が絶対とは限りません。
簡単に言うと、
資料を読み込んで、要約してこうです。
私の見解はこうです。

と伝えているだけで、何かあったときの責任は、自分自身になります。
そのため、自分で情報元から、情報をとってきて考察する必要があります。(最新情報を自分でとってくる習慣をつけましょう。情報を安易に鵜呑みにしてはいけません)

4.これからの動向


ステマ規制は、これからの動向が注視されています。

事業者(広告主)からすれば、罰せらる対象となるため、
ルールを守らないアフィリエイターさんとは仲良くなりにくいのではないでしょうか。また、事業者(広告主)は、依頼者がルールを守っているか、仕事具合もチェックすることになります。

逆に、アフィリエイターや依頼を受けた側からすれば、
しっかりルールを守ることで事業者とwin-winの関係性を築きながらも、社会に与える影響を考慮し、消費者にとって良い情報を提供することが大切になってきます。

ネット環境が徐々に整理されてきますね。
消費者に優しいことは、有難いことです。

法律など、特ににWEB周りの情報はめまぐるしく変化していきます。
解釈もさまざまです。
だからこそ、最新情報をご自身で取りに行き、アンテナな高く情報をキャッチアップし、情報を精査できる力が必要です。
世の中は情報で溢れかえっています。
どこから情報をとるのか、必要な情報なのかいらないのか精査できる能力が、これから先さらに必要になってきます。
これからの未来がどんな世界になるのか、楽しみですね。


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