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10年を生き残るために。

いま自分は焦っている。
分刻みにスケジュールを入れて、追い込んで、疲れさせて、それでも終わらない1日のタスクを楽しんでいる。今日もこたつで朝まで寝てしまった。

note記念すべき最初の記事にも書いたが、来年四十代に突入する。今後10年をしっかり仕事をして、ひとりで子どもたちを成人させるためにはある程度気合いが必要だ。その土台を作っている。
春から大学生になる。
書類審査だけとはいえ、大学に受かったのは嬉しかった。いま障害福祉の分野で介護士の仕事をしているが、歳を取って身体を壊しても相談員として仕事を続けられるよう社会福祉士の資格を取るためだ。もちろん今の仕事が好きで辞めたくないので、体力づくりにウォーキングを始めて、ピラティスを習い始めて、近所の温水プールで泳ぐ。今週からまた別の資格取得のために介護の学校にも通う。仕事にも行く、子どもたちとの時間も思いっきり遊ぶ。合間に勉強、家事、写真。

ここまで書くとすごい意識高いストイックな人みたいだね(笑)
もともと生まれ変わったらコアラになりたいと思っていた。だらけるのが好きな人間。暖かい場所で食っちゃ寝食っちゃ寝して、ふらふら散歩して写真を撮っていたい。フリーターして、働いては貯めたお金で海外行って写真を撮って___ 25歳で結婚するまではそんな暮らししていたし。しかも撮ってるだけで満足するから作品にするなんて考えもしなかったな。

子どもが出来て変わったのかもしれない。
変わるまで時間がかかったけれど。赤ん坊はお腹にいるうちは、勝手に母胎の栄養吸い取って育ってくれていても、外の世界に出た瞬間から、まわりの誰かが世話してあげないと命をつなげないか弱い存在になる。
守らなきゃいけない。初めての育児は本当にその責任の重さに参った。手を、目を、身体を離したら死んでしまう。三人目になってようやく勝手に育って〜、自分で頑張って〜、と言えるようになった。世の中のお母さん、皆こんな大変なことやってるの?と不思議に思ったものだ。もちろん父親はお金を稼ぐことに忙しいこともあるだろうが、子どもが小さいうちは想像を絶するくらいひとりで育児をすることは母親の身体と心に負担がかかる。幼児がいちばん可愛い時期は母親がいちばん大変な時で。終わってみれば一瞬かもしれないが、夜泣きなんて永遠に続くように感じた。育児本を読んだり助産師に相談したり、ママ友もいない間はなかなか辛かった記憶がある。

三十代は育児をして終わった。やっと一人の身体、一人で行動できる時間が出てきた。
人生80年時代、寿命を全うできるとして残り半分の人生のスタートを切る。
だから変わりたい。背負わなくていい荷物はぜんぶ捨てて、コンプレックスの克服に取り組む。
金銭的な事情や他にやりたいことが見つかったから大学を卒業まであと一年ちょっとで中退してしまった。その時は良いと思ったが、日本の学歴偏重主義は時々他人から冷たい言葉となって降り注ぎ、後々のコンプレックスになっていた。でも、大学在学中しっかり勉強していたおかげで、今回は三年次から編入できた。
誰の名言だか知らないけど、“努力は人を裏切らない”。便利な言葉だと思う。努力する。すれば自分自身に対する成果は必ず出る。だから今後10年生きていくための努力を今、している。そんな近況です。


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