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恋愛話を聞かなくなってきた、ここ数年。


お店を始めた8年前、30歳の頃から数年は、何かと恋愛相談を受けることが多かったけど、ここ数年あまり聞かなくなったな・・・と思う。

もちろんそれは、自分に合わせてお客様の年齢層が上がり既婚者が増えたことが主たる理由と思われるけれど、その傍ら「恋愛って流行らなくなったな」という印象もある。


恋愛のことなんて忘れてしまったカナコと、恋愛に興味の薄いル・マンドによるトークはこちら。(音声12分)

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このトークがなぜかプチバズりし(1200いいね)、恋愛は流行らないといったものの、人の恋愛話には興味ある人が多いんだろうなと感じたのも事実だった。


トレンディドラマが流行った時代は、「人間は恋愛するものだ」と多くの人が当たり前に思っていたし、結婚して幸せになりたいというイメージも同じく、将来の想像図として皆抱いていたんじゃないだろうか。

だけど今はそんな時代じゃない。

恋愛は「趣味の一つ」とか「人間の行動の一つ」くらいの感覚で、生きていく上の必須条件ではなくなり、恋愛→結婚の図式も徐々に薄まってきている気がする。

そもそも「結婚」が流行らないしね。

今って結婚するのもしないのも、どちらも「普通」なんじゃないだろうか。

だから、結婚に付随しがちな「恋愛」だって、してもしなくても普通なのだ。


「恋愛」を重視する人にはこの感覚はわからないかもしれないが、今まで息を潜めていた「恋愛に興味のない人」とか「恋愛よりも興味のあるものが他にある人」とか「そんなことどっちでもいい人」なんかは、少しずつ楽な世界になってきていると思う。少しずつだけど。


もちろん、恋愛が楽しくて生きがいであるという人もいるわけだし、やっぱり彼氏が欲しいとかいつか結婚したいという気持ちがある人も当たり前にたくさんいる。

だけどその、「恋愛に興味がある人」「恋愛に興味がない人」が「どちらも存在する世界が普通」というのを理解した上で、私は人と付き合っていきたいと心がけるようになった。


ただ、だからと言って私は恋愛した上で結婚までしているので、「お前はどうなの」と言われたら「恋愛は素敵だし、結婚も素敵です」と言わざるを得ない。

でもそれは、自分はそうだったからで、他人がそうであるとは限らない。

価値観の押し付けにならないように、気をつけたいといつも思う。


一つ言えるのは、「恋愛はおっくうだし、結婚もよくわからないけど、心通わせられるパートナーが欲しい」と思う人は多い気がする。

そう思っている人が増えれば、そう発信できることが普通になれば、同じような気持ちで共に暮らせる相手を探しやすくなるかもしれないね。

結果として好きになったり、結果として結婚することになったり、ということもあるかもしれないけどね、それはそれで。


恋愛って、なんだろな。不思議。

いつか、「まだ恋愛の話なんてしてるの?」って時代が来ることがあるのかもしれない。ね。


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