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湿っぽい夜のひとりごとをネコに話して、みごと無視される


こんなにもコミュニティがどうの、みたいな活動をしているわりに、実際私は一人が一番好きである。


「繋がりを大切にしなければいけない」という発想は実は苦手だ。

周りの人に助けられているから、自分も周りの人と仲良くしなければいけないとか。

何かあれば顔を出したりしたほうがいいとか。

普段からやりとりがあるから仕事にも繋がるとか。

・・・・・


正直いつも、どうでもいい、、、、繋がりとか、仲間とかめんどくさ、、、と思っている。

私にはかわいいネコネコと夫がいればいいや、と、いつも思う。


それなのに実際は、人に会う機会を自ら作ったり、たくさんの人の中で誰かと会話をしようと心がけたりしてしまう。

これは、自分でお店を運営しているから人との繋がりを大切にしようと「思い込んでいる」のかもしれないなーと、いつも思う。

自営ではなく、自分がどこかの会社に所属していたとしても同じような行動をするだろうか。

わからない。


そんな私だけど、なぜか今日、とあるお店のオープン1周年のイベントに顔を出してしまった。

なんでか、、、

普段そういう「お楽しみイベント」みたいなのは苦手だから、理由作って行かないか、「これも大切な繋がりだから」と謎ポテンシャル発動して無理やり鼓舞して行くか、なんだけど。


今日はなんとなく、なんか行ってみよっかな、って、思える何かがあった。

無理やりじゃなくて、なんかたまにはいいかな、そんなことも、と思って。

主催の方の人柄もあるのかもしれない。

多分優しく迎えてくれそうな気がするし、安心して向かうことができそうで。


実際に会は緩やかで、知ってる人も多くて、かしこまったこともなく、初めて訪れた場所なのに落ち着く雰囲気で、なんか、とても心地よかった。

お祝いの会なはずだけど、行った自分がケーキ食べて、クッキー食べて、コーヒー淹れてもらって、好きな話して、すっかりくつろいで時間が過ぎた。


今後、同じような会を知り合いの誰かが主催してあったとしても、やっぱり行くかどうかはわからない。

その時の気分とか、コンディションとかで選択は変わる。

でも、こんな風にたまに行くと、新鮮で気分が変わっていいかもな、と、素直に思える夜だった。


帰り道、草の茂った法面の脇を歩きながら、薄明るいような空をみた。

湿っぽい梅雨独特の空気が体にまとわりついて、快適とは言えない夜。

虫の音だけが鳴り響く夜道を不思議な気分で歩いていると、不意に鳴る踏切の遮断機の音でふと我にかえる。


電車が通り過ぎる時、一瞬ブワッと風が起こった。

心地いかもと思ったのもつかの間、また虫の音と、草いきれと、べたついた空気が長袖の内側にも入り込んできた。

そうか、エアコンの冷気防止のために着ていたこのシャツは、蒸し暑い外では脱いでちょうどいいのか、と、誰だってわかることをあらためて感じた。

お店と自宅の車での往復が常で、夏の夜道の空気は自分にとって全く身近ではなかったのだ。

当たり前のことを思い出すような夜。

たまにはいい。

たまにはいいよね。


ネコネコに今日の出来事を話したけど、興味なさげに伸びをして部屋から出て行った。

だよね。

さて、お風呂はいろ。



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わーいわーい!(ネコの肉球の匂い嗅ぎながら)
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オゼキカナコ

岐阜のライフスタイルショップ「長月」オーナー。「かかみがはら暮らし委員会」メンバー。長月コージ(夫)、おもち(白猫)ベルカ(黒猫)と暮らしています。みんなかわいい。
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