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オンラインライブは課金を楽しむ / 電気グルーヴ FROM THE FLOOR


オンラインライブが"普通"になってきた。


リアルなライブと同じく、チケットを買って当日を楽しみに待つ。

ライブ会場で待つか、PC前に座って待つかの違いはあるがファンであるならどんな形でもライブがあることそのものが喜びである。


ただ、今までのリアルなライブはフィジカルな楽しみが魅力だった。


ライブまでの時間潰しに、屋台で食べるたこ焼きの異常な熱さ

クロークの空き、トイレの位置、友人知人などがいないかなどを千里眼を駆使して見つける入場待ちの時間。

始めにドリンクを買うとライブ中に置いておく場所がなくなるなどの計画性の無さに笑う仲間たち。

汗だくで会場を出ると肌寒い空気が濡れたTシャツを撫でて、現実に戻る感覚。

それらは確かにオンラインにはない。


オンラインライブは基本家のリビングで行われる。

MacBookとAirPodsの充電が十分にあるのを確認し、ルイボスティなどを淹れてパジャマで座って画面を見つめる

一見、リアルなライブには到底及ばないようなシュールさや寂しさを感じさせるが、個人的には嫌いじゃない。

とても静かに、そこには「自分だけの高揚感」がある。

それはそれでむしろ私は好きだ。



電気グルーヴのオンラインライブを見た。

DGCC(ファンクラブ)の入会者のみ限定のライブで、3600円。

「収録動画」の配信をLIVEとして配信後、3日間ほどアーカイブが見れるようになっている。


チケットは"ZAIKO"から購入。


今回の電気のLIVEは「生配信」ではなく事前に収録した動画編集して配信する形だった。

音楽やイベントなどの配信に関して、「生配信」するか、「収録動画を配信」するかは、主催の意図やイベントのビジョンなどによって全く違うので、どちらが良い悪いはない。


ライブ配信は配信が途切れるなど予期せぬトラブルも大いにありえるが、それも含めてリアルなその場限りの体験が価値になる。

逆に収録動画を配信の場合、リアルタイムのドキドキは少ないけどクオリティの高い確実な配信が可能。


電気のライブは収録ではあったけど、その分完成度がギャンギャンに高くて痺れるほどかっこよかった

ステージではなく無観客のフロアにセットを組み、360°カメラが動いて演者の手元まで見せてくれる。

DEVICEGIRLSさんのVJも画面越しだからこその立体的な表現がクール。

セットリストは大衆迎合的なメジャーラインではなく、程よくマニアック。

しかも全ての曲がかなり特別感のあるライブアレンジがされていて、正直アルバムに入っている曲よりも何段階もかっこよく感じた。

あと、卓球さんが歌がうまい。。。



ライブなのに収録動画ってちょっと残念・・・と、はじめは実は思っていたけれど、むしろクオリティに振り切ってくれてその姿勢に感謝したい🙏


ただ、オンラインライブの醍醐味である「チャット」がなかったのはちょっと寂しかった。(見当たらなかった・・・あったのかな?)

けれど、こういう時さすが本領発揮するのはTwitter。

ハッシュタグで呟きまくることでオーディエンス同士の盛り上がりが可視化され(一時的に #電気グルーヴ がTwitterトレンドになるなど)、かなり楽しめた。


そしてファンとは基本的に相手に「何かしたい」と思うもの。

とにかく課金させてくれ〜〜〜!

と、とりあえずはZAIKOの仕組みにある「投げ銭」システムstickitsで投げ銭して気持ちを抑え、さらに物販を待つ。

物販もライブ終了後にカートオープンとのことで、その時間帯もTwitterで盛り上がる。

無事、ステッカーセットなどをポチる。

(この辺りの流れもリアルなライブと同じだね)


正直、ライブチケットだけの収入はアーティストさんたちはなかなか厳しいだろう

しかもリアルライブより、オンラインライブはチケット代が比較的低価格に設定されている。(ただ人数制限がないので会場のキャパを考える必要はないし、場合によってはリアルイベントより収益が増える場合ももちろんある)

だけど、リアルライブでは「チケット代+物販」だけだったものが、オンラインになると、「チケット代+物販+投げ銭」の仕組みもできるようになってきた。

これからは「投げ銭」システムがもっともっと気軽にできるようになるといいなと思う。


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↑ZAIKOの投げ銭システムstickits


例えばYoutubeはチャンネル登録者数1000人、再生時間4000時間を超えるなどの条件をクリアすると「投げ銭」システムである「スーパーチャット(スパチャ)」が使えるようになる。

チャットコメントをいれると同じ画面、同じリズムでスパチャで投げ銭がされると、おお!と盛り上がり、つられて投げ銭する人が連続する現象が起きやすい。


応援のわかりやすい形は「課金」である。

私はこの投げ銭などの課金システムは素晴らしいと思うし、今までもnoteでの投げ銭(サポート)をちょいちょいやってきた。

(自分がいただくこともよくある。本当にありがとうございます🙏


応援、ほど大袈裟でなくても「この記事面白かった」とか「ライブ楽しませてくれてありがとう」みたいな感じで、ちょっと投げ銭する。

みんなが、普通に投げ銭できる世の中は豊かだなとおもので、これからも積極的にやっていきたいし、広めたい。


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