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大阪には高速道路がテナントに入っている謎ビルがある|daily08

きょう、いつもは全然行かない場所へと向かう用事があった。

その帰り道、一緒に歩いていた妹がふと「あのビル、高速道路が貫通してるんよ。マジで。」と意味不明なことを言い出したので、気になってググったら・・・

アクセスマップの画像が出てきた。

スクリーンショット 2019-10-09 23.45.03

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「阪神高速道路がビル内を通っているビルです。」


いや、意味わかんねーよ・・・

スクリーンショット 2019-10-09 23.40.56

「阪神高速が突き抜けているビルが目的地となります。」


いやいや、どうしちゃったの・・・www

突き抜けてるってどういう状態よ・・・
と思いながら画像をググってたら・・・


画像4

画像:wikipediaより

「(・・・・・・・・・え?)」


言葉を失うしかない私。


しかし、実際に通りすがりに見ても見事に貫通しておったので、嘘ではない。

実物をみてしまい、ますますどういう経緯でこの貫通ビルが出来上がったのか知りたすぎて、さらにググったところ、8年くらい前の記事を発見した。

この貫通ビルの成り立ちの解説は、笑うしかない・・・。

1983年、この土地の所有者がビルを建設しようとしていたそうだ。だが、ほぼ同時期に同じ場所に高速道路の建設計画も浮上したらしい。こういった場合、普通はどちらかもしくは互いに譲歩するものである。
だが、両者一歩も譲らなかった。交渉は長引き、その期間5年間。交渉の末にビルは元の建築予定地に建設、そしてそのド真ん中を高速道路が走るというところで決着した。ビルの中を道路が通ってしまうなんて前代未聞である。
なお、形態としては阪神高速が同ビルにテナントとして入居しているらしい。エントランスの案内図にも5~7階部分は「阪神高速」と書かれている。

大阪のこういうことを許してしまう、妙な落とし所で決着してしまうこの感じがなんともアホらしすぎて素晴らしい。大好きすぎる。

しかし、ハッとさせられたのは自分自身の視野と行動範囲の狭さだった。
関西に引っ越してきて2年ちょっとの間、近場で働いていたにもかかわらずまったくこいつの存在に気づけなかったことを反省している。視野が狭すぎるにもほどがある。

もっとちゃんと街と向き合う余裕を持って生きていきたい。

面白いことなんて、その辺にゴロゴロ転がってるんだな、と思わされた日でした。

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