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【イタリア旅行記】ジェノバのグルメ





前回に引き続き、
イタリア、ジェノバの旅行記です。

旅行記というか、
ほぼグルメ日記。


私も主人も旅の目的は「食」。
もうそこに全力投球100%なんです。
なのでいつも旅行に行っても
観光はそこそこに、とにかく食べることに徹します。


もはや観光は、
お腹を空かせるためにするようなもの。(優先順位低め)
3食の合間に、
いかに動いてお腹を空かせるか。
じゃあせっかくだからこの大聖堂まで行こうじゃないか。
みたいな感じ。
食に本気すぎて、
自分のことながらドン引きされてもうなずける。




前回、ジェノベーゼをさんざん食べたと記事に書いたのですが、
もちろんそれ以外にもいろいろ食べました。
友人には、
「パスタだけでも結構食べてるなと思ったけど、
他にもこんなに食べてたの!?」
と驚かれました。






フォカッチャといえばイタリアですが、
実はここ、ジェノバが発祥の地なのだそうです。
もちろんイタリア全土にフォカッチャはあると思うのですが、
ジェノバのフォカッチャは
「フォカッチャジェノベーゼ(ジェノバ風のフォカッチャ)」と言われ、
有名なのです。

日本でフォカッチャというと、
厚みのあるふかふかしたオリーブオイルのパン
というイメージなのですが、
本場のフォカッチャはかなり薄焼き。
それでいて、もちっと舌ざわり滑らかでオリーブオイルと塩がしっかり効いています。
もちろんお店によると思うけれど、
特にジェノバで買って、
持って帰って翌日家で食べたフォカッチャは
かなり美味しかったなぁ。
(写真右。わかりにくいですが、かなりペラペラなのにもちもち!)








そして、とあるお店ではボンゴレも食べました。



私、ボンゴレが大好きで。
パスタで選ぶものランキング5位以内に入っていると思う。
なんですが、
ここで食べたボンゴレは確かに美味しいのだけど、
ジェノベーゼパスタと比べると
ジェノベーゼが勝利。
やっぱりね、現地では現地のものが一番うまいのですね。

でも、パリの半分近くのお値段で食べれるボンゴレ。
パリでもこれくらいの値段で食べれたら通うなぁ。。。





そして、
私も主人も大好きなこれ。
イタリアの海沿いの街に行ったらぜひ食べたい
魚介のフリット。



写真を見てお察しの通り、
ほぼ毎日食べました。
ジェノベーゼパスタと魚介フリット。
糖に油。
最高に決まってる◎


揚げたて熱々のフリットの美味しいことよ・・・
これもパリではなかなか食べられないので、
ここぞとばかりに堪能しました。
これと白ワイン、幸せ~~~~~








こちらは、とあるレストランの前菜。
トマトと生ハム・・・
のように思うでしょう?
これ実は、
マグロの生ハム風なんです。
塩漬け乾燥させたマグロを薄くスライスしたこれは
ほんとに生ハムみたい!
がっつり塩がきいていて、ちょっとしょっぱいなと思ったのですが、
これはおつまみに最高。
日本酒にも合いそうだ。







こちらはミートボールのようなもの。
仔牛のひき肉をハーブと一緒に団子にして
ソースはデミグラスソースのようなものでした。
シンプルだけど、肉肉しくて美味しかったなぁ。
肉好きの旦那氏大絶賛。




そしてこちら、
なんだかわかりますか?



これ実は、ミネストローネなんです。

ミネストローネというと、
トマトベースのスープを思い浮かべますよね。
あれは実は日本風なんだそう。
イタリアのミネストローネは、
野菜とお豆をぐずぐずになるまで煮込んだ、
汁気というよりかはもったりと重い煮込みのようなもの。
仕上げにジェノベーゼソースをかけるのがジェノバ風で、
「ジェノバ風ミネストローネ」という料理名でこちらも名物なのです。

これがね、ほんとに美味しくて。
素朴なんです、かなり素朴なんですけど、
いろんな野菜が入っていて、それぞれの持っているうま味を大集合させて
凝縮させたような、
そんな素材の力を感じるスープ。
この煮崩れ感がたまらないんです。
ここにジェノベーゼソースを溶かしながら食べるとまた風味がよくて
これは毎日でも食べたいなぁ。
身体にもよさそうですね。
お店によるかもしれませんが、
基本的にはベーコンなどの肉類も入っていないそうです。
本当に野菜のうま味で完成させてる味なのですね。








そしてこちら、
「なんじゃこりゃ」と
一言目だれもが口にするであろう見た目。
「カッポンマグロ」という、
これもジェノバの名物なんだそう。
野菜とシーフードをケーキ状に型抜き、ドレッシングをかけた
いわゆるサラダのような立ち位置。

お店によっていろいろと異なるらしいのですが、
私が頂いたこちらは、
かなり柔らかめのブロッコリーやカリフラワー、ビーツなどと
パセリのソース、
帆立が少し・・・?
が、積み重なっていました。
食べてみると、本当にサラダのようなさっぱりビネガー味なのですが、
食感もすべてが柔らかく、
これといった特徴的な味もなくて、
なんというか・・・よくわからん料理だった。(素直か)
食べている間に少し食べ飽きてしまうかな。。。

でも一度食べてみてよかったです!








こちらは前菜。
鱈のすり身をほわっほわのムース仕立てにしたもので、
ジェノベーゼソースを塗ったカリカリパンに付けてありました。
おつまみにぴったり。






これはロールキャベツならぬロールレタスのようなもので、
中にはすごくなめらかでジューシーな肉種で
酸味がきつすぎないトマトソースでいただきます。
これが感動レベルで美味しくて。。。
いつか再現してみたい。






そしてこちら。
乾燥鱈とじゃが芋を、
少量のドライトマトやオリーブでオイル煮みたいにしたもの?なのですが、
これが、ほんっとに味がなくて。(ないんかい)
いや、味付け忘れ・・・?というくらい味がなくて。
塩コショウがテーブルにあったので、
もう左手に塩をもってかけながら食べました。
(目の前の席のお姉さんに苦笑いされる始末)

これは料理として正解なのか。
はたまた私の舌がおかしいのか。
これを読んでくださっているみなさんにぜひ食べていただいて感想をお聞きしたい。
(みんなお店寄りだったらどうしよう)




そしてイタリアといったらのデザート、ティラミス!



ティラミスって白くてもったりしてるイメージありませんか?
こちらのティラミス、
なんと黄色で結構とろとろだったんです。

最初びっくりして、
え、失敗作?と思ったんですが(失礼)
どうやらこういうものなようんです。





こちらのお店は同じように黄色で緩めのクリーム、
さらにはなんと
分解型ティラミスでした。
ビスキュイとエスプレッソ、すべて別になっていて、
ビスキュイをエスプレッソに浸し、
クリームをつけて食べるんです。
これすごく面白くて、美味しかった!






そうそう、これが知ってるティラミス!
ちゃんと馴染みのあるティラミスもありました。
どちらが正解・・・とかないんですね。
家庭で味が違うように、お店でも作り方は様々。
それぞれのお店のそれぞれの味に、ファンがいるんですね^^




最後に。
パンはやっぱりフランスが美味しいのですが、
朝食に食べた
ピスタチオクリーム入りのクロワッサンはめちゃめちゃおいしかった~。






ということで、
見事に食べに食べたジェノバグルメ旅。
写真が全て載せられてないのですが
これ以上に食べている。恐ろしい、、、
見事に2kgほど増量して無事パリに戻りました。


ご拝読ありがとうございました。








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