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【イタリア旅行記】ジェノバでジェノベーゼ三昧





4月の頭、イタリアはジェノバに行ってきました。
ジェノバは名前の通り、
ジェノベーゼ発祥の地です。
なんでジェノバに行ったかというと、
ジェノベーゼが食べたかったからです。(そのまんますぎる)




もちろん、
フランスからは国内旅行並みの移動時間と金額(こちらは時期によるけれど)
で行けるということもあるのですが、
ずっと行きたかったんです、ジェノバ。




ジェノベーゼって、実は好きになったのは最近。
小さいころからまず家でパスタが出ることはほぼなかった我が家。
食べた記憶があるのは、
休日のおひるごはん、ソースを和えるだけのたらこパスタ。
これは好きだったなぁ。
あと、カップラーメンみたいなののパスタ版ありましたよね!
たらこの!(またたらこ)


家でパスタってそれくらいしか記憶になくて、
極たまにパスタを食べに出かけても、
99%は和風パスタをチョイスしていた
当時の渋かった私。





それが、料理の道に進み始めるようになって
いろんなパスタを食べるようになって、
いろんなパスタの美味しさを知ったわけです。
中でもジェノベーゼの魅力に気付いたのはだいぶ後でした。
20歳手前でたまたま祖母と入ったカフェで、
なんとなく食べてみようと注文したジェノベーゼがとっても美味しくて。
それ以降あまり食べる機会がなかったのですが、
パリに来て主人と出会ったら主人が大のジェノベーゼ好き。
「ほうれん草とベーコンのバジルクリームパスタ」は
彼の十八番です。
それで落とされたというわけではないが、
胃袋はちょっと掴まれた。(実に単純)





そんなわけで、ジェノベーゼが大好きな私たち夫婦は、
「本場のジェノベーゼを食べたい」
という理由でジェノバをチョイス。
もう選ぶ理由がリゾートとかじゃないんですよ。
食です食。我ながらすごい食い意地です。






パリから飛行機で1時間半弱。
娘もお利巧に乗っていてくれて、無事ジェノバ到着。
空港はかなりコンパクトで、
日本なら東京駅とかの方が大きいんじゃないかレベルの
小さなこじんまりとした空港でした。
出てすぐにタクシー乗り場があって、エアビーで予約したアパルトマンまでお願いしたら
おじさん、まぁ運転の荒いことよ。

なんかのアトラクションなんじゃないかというくらいのスピードで
夜道をぶんぶん飛ばしていく。
娘もいたし、さすがに心配になってシートベルトをがっちりしめる。
到着した後はこの界隈をいろいろ説明してくれて
なんだかんだ親切なおじさんでした。
グラッツェ。






そんなこんなで翌日からジェノベーゼ三昧がスタート。
4泊しましたが、
見事に毎日毎日ジェノベーゼを食べました。
もちろんそれだけじゃなく、
魚介のフリットに
(パリは魚介が高いのでここぞとばかりに食べる)
その他一品料理に、デザートまで。
完全に太りましたけど。いいんです、旅の醍醐味ですからね食は◎



一食目のジェノベーゼがこちら。



ジェノバのパスタといえば、
この手打ちのねじりショートパスタ、「トロフィエ」。
これがもちもちしていて、この形にソースがしっかり絡んでおいしいんです^^


今まで自分で作ったり、市販の瓶詰を買ったりしていたんですが、
本場のソースってこんなにチーズ感強めななのか!
というのが第一印象。
しっかりパルミジャーノを効かせていて、
「バジルかチーズか!」というくらいチーズ強め。
さらにここのお店は
器がこれ、パルミジャーノで作られていて崩しながら食べるんだそうです。
さらに、
追いパルミジャーノ付き。
(どんだけ)


さすがに少々くどかったけれど、
トロフィエは美味しかった。





そして二食目のジェノベーゼ。



このパスタもこの地方ならでは。
「テスタロリ」という名のこちらは
パンのようなもっちり食感の平焼きパスタ。
生地を伸ばして一旦焼いたものをカットし、
茹でて食べるんだそうです。
なんだかパスタとパンの間のような食感で不思議だったなぁ。
でもここのソースはそんなにチーズ強すぎず、
どちらかというとにんにくの主張が強め。
バジルがしっかり香ってとても美味しかったです。




そしてこのお店で食べたクルミソースのラビオリも
とっても美味しかったなぁ。
これもしっかりにんにくだったけれど、
コクがあって美味しかったです。
(忍び寄る娘の手)




三食目。



リングイネに似た少し太めのパスタ、
「トレネッテ」もこの地方のパスタ。
ここのソースもにんにくしっかりめだが
濃厚でバジルの香りがよく、とっても美味しかった!
ジェノベーゼパスタといえばの具材、
じゃがいもといんげん入り。
ここの好きだったなぁ。






四食目のジェノベーゼ。


再びトロフィエ。
ここにもじゃがいもといんげんが入っていました。
トロフィエは1件目と比べると細めだったけれど、
しっかりいい感じのアルデンテでもちもち。
ジェノベーゼソースはわりと粗びきで、
これもまた美味しかった。
とってもカジュアルなこのお店、地元に愛されてる感じがしました。





五食目。



今度はニョッキです。
ニョッキは弾力というよりかはかなりなめらかで、
こんなにも食べやすいニョッキは初めて!というくらい美味しかったです。
そしてソースもバジルは荒めに引いてあり、
しっかり絡んでいて。
ニョッキのじゃが芋の甘味とすごくマッチ。
少し感動だった。
ここにも追いチーズ登場。




ラストジェノベーゼ。


今までのと全然違う見た目のジェノベーゼ。
パスタ自体にもバジルが練り込んでいるらしいが、
パスタというよりもはやうどんに近い太さでもっちもち。
最初はうーんと思ったけれどこれはこれであり。美味しい。
自分で和えてくださいスタイルのソースがこれまた美味しい。





結果、全部おいしい。
だいたいお店では、注文が入った毎にソースをその都度作るのだそう。
もちろんお店によるけれど、
やっぱり瓶詰されたものを買って自分で作るのと
全然違いました。

4泊して(しかも一日目は夜着だったので食べず)
6食ジェノベーゼ登場。よく食べたなぁ(笑)




これに感化され、
この夏はバジルを栽培して
ジェノベーゼをたくさん作る予定です!!



ジェノバ食旅行、つづきます。




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