22'AJCC/各馬考察①オーソクレース

★基礎データ★

馬齢:牡4
斤量:55.0kg
騎手:C.ルメール

★血統★

-----父-----
エピファネイア
【欧州型】
大系統:ターントゥ系
小系統:ロベルト系

-----父母父-----
スペシャルウィーク
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:Tサンデー系

-----母父-----
ディープインパクト
【日本型】
大系統:サンデー系
小系統:ディープ系

-----母母父-----
エルコンドルパサー
【欧州型】
大系統:ネイティヴダンサー系
小系統:キングマンボ系

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●父[エピファネイア]×母父[ディープインパクト]
2021年/1着馬:アリストテレス
奇しくも昨年の勝ち馬[アリストテレス]と同じ。

●小系統[ロベルト系]×大系統[サンデー系]
2015年/2着馬:ミトラ

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★レース分析★
※4角位置の(数値)は、小さいほど前、大きいほど後ろの競馬。
※前残り度の(数値)は、小さいほど前残り、大きいほど前崩れ。
※【スピードバイアス】は、マイナスが大きいほど速いラップを刻んでいることを示す。
逆にプラスが大きいほど緩んだラップを刻んでいることになる。

①21'アイビーS【東京(5日目)/芝1800(A)/良(-1)】

1着(-0.0)/斤量(55.0)/前3F-後3F[36.9-34.2]
4角位置:[後方](87.5%)
前残り度:[1-2着]75.0%[E]/[2-3着]50.0%[C]/[平均]62.5%[D]
【LAP】1:48.1(+0.6/稍スローペース)
12.8-11.2-11.7-12.4-12.5-12.3-11.4-11.4-12.4
(+0.8/-0.8/-0.3/+0.4/+0.5/+0.3/-0.6/-0.6/+0.4)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●標準馬場
●稍スローペース戦
●総合型ロングスプリント戦
●L3最速型/L3スパート/トップスピード持続戦
●前残り度[D]
●4角脚質[後方]


②21'ホープフルS【中山(7日目)/芝2000(A)/良(8)】

2着(+0.2)/斤量(55.0)/前3F-後3F[37.3-36.7]
4角位置:[先行](14.3%)
前残り度:[1-2着]17.9%[A]/[2-3着]32.1%[B]/[平均]25.0%[A-]
【LAP】2:02.8(+1.0/スローペース)
12.8-11.4-13.0-12.7-12.0-11.9-12.2-12.0-12.2-12.6
(+0.5/-0.9/+0.7/+0.4/-0.3/-0.4/-0.1/-0.3/-0.1/+0.3)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●標準馬場~タフ馬場
●スローペース戦
●後半型有酸素運動戦
●L5最速型/L6スパート/後半分散型ポテンシャル戦
●前残り度[A-]
●4角脚質[先行]


③21'セントライト記念【中山(5日目)/芝2200(B)/良(-12)】

3着(+0.4)/斤量(56.0)/前3F-後3F[37.1-35.3]
4角位置:[中団](57.1%)
前残り度:[1-2着]50.0%[C]/[2-3着]39.3%[C]/[平均]44.6%[C]
【LAP】2:12.3(+0.9/稍スローペース)
12.3-11.8-12.2-12.2-12.0-12.2-12.2-12.0-11.5-11.7-12.2
(+0.3/-0.2/+0.2/+0.2/-0.0/+0.2/+0.2/-0.0/-0.5/-0.3/+0.2)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●高速馬場
●稍スローペース戦
●後半型有酸素運動戦
●L3最速型/L3スパート/全体分散型ポテンシャル戦
●前残り度[C]
●4角脚質[中団]


④21'菊花賞【阪神(6日目)/芝3000(A)/良(-13)】

2着(+0.8)/斤量(57.0)/前3F-後3F[37.5-34.8]
4角位置:[好位](50.0%)
前残り度:[1-2着]27.8%[B]/[2-3着]41.7%[C]/[平均]34.7%[B-]
【LAP】3:04.6(+0.8/稍スローペース)
12.5-11.1-11.5-12.1-12.8-12.6-12.8-14.3-13.1-12.6-12.4-11.7-11.5-11.4-12.2
(+0.2/-1.2/-0.8/-0.2/+0.5/+0.3/+0.5/+2.0/+0.8/+0.3/+0.1/-0.6/-0.8/-0.9/-0.1)
↑(スピードバイアス)

▽ポイント▽
●高速馬場
●稍スローペース戦
●総合型ロングスプリント戦
●L2最速型/L4スパート/トップスピード持続戦
●前残り度[B-]
●4角脚質[好位]


★22'AJCCについて★

昨年の勝ち馬、アリストテレスと類似血統。
想定オッズも圧倒的人気。
鞍上はC.ルメール想定。
今年は現状不振だが、そろそろここで力を見せつけたい。


【プラスファクター】
☆レースタイプ
新馬戦を除けば、ある程度の基礎スピードが求められた後傾ラップ(稍スロー~スロー)で好走してきている。
ロングスプリント戦でも有酸素運動戦でも戦えているので、総合力が高いタイプだと推察することが出来る。
AJCCでは有酸素運動型の能力が求められる傾向が強いため、レースタイプの適正は悪くないと思う。

有酸素運動に関して。
20'ホープフルSでは分散型ポテンシャル戦のロングスパート戦で、ダノンザキッドに0.2秒差の2着。
21'セントライト記念では全体分散型ポテンシャル戦で、アサマノイタズラに0.4秒差の3着。この時は右脛骨の骨折長期休養明け初戦だった。
勝ち切るには至っていないが、安定して好走出来ているのは評価したい。

無酸素運動戦に関して。
超スローペース戦から瞬間的なキレ味を求められる、ギアチェンジ型トップスピード戦が、中山コースでは求められることが多い。このレースタイプは、20'新馬戦で千切っている。古馬になって通用するかどうかは未知数なところだが。
また中間的なトップスピードを長く求められるロングスプリント戦も、20'アイビーSや、21'菊花賞で好走済み。

☆馬場
20'アイビーSは標準馬場で勝ち切り。
20'ホープフルSはタフ馬場で好走。
今の時計の掛かる馬場が不安材料にはならないのは良い。
21'セントライト記念や、21'菊花賞は高速馬場で好走しているし、馬場不問タイプとして見ておきたい。

☆中山2200m適性
同舞台の21'セントライト記念で好走しているので特に問題視する必要はないかなと。
中山内回りのホープフルSでも好走しているし、新馬戦は小回りの札幌コースで千切っている。
中山適性、小回り適性は十分見せてきているので良いでしょう。


【マイナスファクター】
★ゲート
出遅れ癖があるのは気になるところ。

★古馬混合戦
明け4歳でこのレースが古馬デビュー戦。
古馬相手にどこまで通用するか。

★勝ち切れない
総合力が高い馬は特筆した武器を持っていないパターンがある。故に大きく崩れないし好走率も高いが、何かに特化した武器を持つ馬達に勝ち切れないというパターンがしばしば起こり、パンチ不足な感じがしてしまう。オーソクレースも現状はそんなイメージが拭えない。

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