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22'毎日王冠/各馬考察②レイパパレ

★基本データ+血統★

★好走レースのラップとバイアス★

★馬場・コース適性★

★脚質★

★総合評価★

ベストバウトはやはり21’大阪杯だろう。
タフ馬場に振り切った重馬場で、-2.0秒の超ハイペース戦。
パワー型の基礎スピードが高いレベルで求められた中で、-0.7秒差の逃げ切り勝ちを収めた。
当然、有酸素運動特化に特化したレースタイプとなっている。
タフ馬場に振れた稍重馬場の大原Sもしっかりと勝ち切っているので、タフ馬場や含水率の高い馬場は得意舞台と判断しておくべきだろう。

22’大阪杯についても見ていこう。
ポイントとしては、高速馬場+基礎スピード+有酸素運動戦。
21'大阪杯はパワー型の基礎スピードが求められた有酸素運動戦だったが、22'大阪杯は基礎スピードを質的に求められた有酸素運動戦。
着順や着差だけでなく対戦相手を考えても、パフォーマンスは「21’大阪杯>22'大阪杯」だと個人的には思っている。
高速馬場でもタフ馬場でも基礎スピードが求められて良いタイプなのは間違いないだろう。

レイパパレは「阪神内回り巧者」という可能性がかなり高いと思っていて、東京コースが本質的にフィットするかどうかは怪しいと感じている。
宝塚記念は+0.5秒差の3着。エリザベス女王杯は+0.5秒差の6着。ということを考えると2200mは距離が長いのだろう。21’オールカマーでも馬券に絡めずの結果だしね。それでも宝塚記念で3着に来れたのは「阪神内回り巧者」だからという仮説もあり得るかなと思う。

東京1800mコースは高速馬場でのスローペース戦になれば、高質トップスピード持続型の無酸素運動戦やロングスプリント型の無酸素運動戦になりやすい。これはレイパパレにとっては苦戦を強いられるパターンだと思う。
やはりレイパパレは基礎スピードが求められた有酸素運動戦が良いし、馬場に対するパワーも求められた方が良いタイプなので、超高速寄りの馬場が出てきた時は本来のパフォーマンスは出ないんじゃないかな。地力の高さでどの程度粘り込んで来るか…というイメージ。
22'金鯱賞は左回りの高速馬場でロングスプリント型の無酸素運動戦。2着というものの着差は0.4秒差。相手はジャックドールなのでかなりの強敵ではあるが、これをどの程度評価するかがポイントになるだろう。
逆にタフ馬場に振り切ったり、含水率の高い馬場が出てきてた時に、東京コースでどの程度のパフォーマンスを出して来れるかは非常に興味深いところでもある。レッドベルオーブがハイペースを作る可能性はあるので条件が揃えばチャンスはあるかもしれないね。

脚質的には「逃げ、先行、好位」。
逃げ馬候補に「ノースブリッジ、レッドベルオーブ」
先行脚質に「ダノンザキッド、レイパパレ」
小頭数というこもあり、前目で競馬をするのは難しくないはず。
スローペース戦からの高質トップスピード持続戦では戦いたくないはずなので、レイパパレ的にはレッドベルオーブが前走のように暴走気味にハイペースを作ってもらって番手からの競馬というのが良いと思う。
ノースブリッジが逃げるパターンだとスローペース戦になりそうなので、レイパパレ的には得意なレースタイプにならないだろう。それならばいっそのこと基礎スピードを活かした逃げの手を打つのはありかもしれないと個人的には思っている。

ハイペース>スローペース
タフ馬場>高速馬場
高含水率>低含水率
有酸素運動戦>無酸素運動戦(ロングスプリント型>高質トップスピード持続型)
レイパパレの得意なレースタイプにどれだけ寄っていくかで印の重さは大きく変わるが、中20週という休み明けもあるし、ここで好走が出来なくても驚きは全然ない。
小頭数で印を絞ることを考えれば◎には置きたくないタイプの一頭。
極悪に近い馬場が出てこない限りは、◎の1席がサリオスになる可能性は高いからね。10頭立てなら◎は2頭ぐらいに絞りたいし、残りの1頭をレイパパレというのは個人的に想像しづらいかな。現状は▲を強めにイメージしている。

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