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22'ホープフルS/各馬考察②ミッキーカプチーノ

★基本データ+血統★

★ラップ&バイアス★

★脚質★

★総合評価★

新馬戦について。
馬場コンディションは、良表記の超高速馬場。
開催2日目、Aコース2日目。
前半は「13.2-12.1-12.1-12.1-12.6」。
ペースバランスとしてはスロー~超スロー。
1枠1番で最内枠からスタートして先行~好位のポジションを取る。
スタート直後の2角は「13.2-12.1-12.1」と加速ラップになっているので、内側を立ち回った馬が有利ではあるが、速度としてはかなり緩いので、内外によるスタミナロスというのはそこまで大きく発生していない。内を立ち回った方がまぁまぁ有利程度の判断になる。
向正面~3角「12.6-12.6」
3角~4角「12.6-12.4」
4角~直線「12.4-11.4-11.3-11.3」
向正面から3角のポイントは加速も減速もないラップ。
3角~4角も加速ラップとは言えない。
速度もかなり緩いので、コーナーでの立ち回りによるスタミナロスの差は内外であまり影響がないと見て判断する。
ゆえに後半は直線ヨーイドンの瞬発力勝負となっている。
直線はフリームファクシが壁になっており追い出しが遅れているが、フリームファクシが垂れてこなかったこともあり、致命的なロスにはならなかった。それでも直線に関してはもう少しスムーズな競馬が出来た可能性もあるので、伸びしろは考慮しておくべきかもしれない。ただし前半・後半の距離ロスは最小限だったし、これを相殺して着差以上の評価は与えない方が良いという考え方も出来る。
2着のフリームファクシは次の未勝利戦で快勝しているし、3着のグリューネグリーンも次の未勝利戦で快勝した後に、京都2歳Sまで制覇している。現状、世代間でのレースレベルはかなりハイレベルな新馬戦だった可能性は高い。

前走の葉牡丹賞について。
馬場コンディションは、良表記の高速~超高速馬場。
開催1日目、Aコース1日目。
前半は「12.4-10.9-11.9-12.6-12.2」。
ペースバランスとしてはミドル~稍ハイ。
3枠5番で内目の枠から少し出遅れ気味で中団ぐらいの位置取りになる。
直線~1角「10.9-11.9」
1角~2角「11.9-12.6」
直線~1角では減速ラップになっているのだが、それでも割とペースは落ち切っていない。内外での立ち回りの差はまぁまぁ大きいポイントになったと見ている。ミッキーカプチーノは最内を立ち回ることが出来ており展開としてはフィットしている。
向正面~3角「11.9-11.9」
3角~4角「11.9-11.8」
4角~直線「11.8-11.5-12.0」
向正面~4角まで明確な加速ラップとは言えないが、コーナーではまぁまぁ速いペースを刻んでいる。内の立ち回りは結構有利に働いたレースと見ている。
ミッキーカプチーノは前半・後半ともに展開がフィットしているし、コーナーによる距離ロスも最小限と判断して良いレベル。完全にハマった形ではあるがそれでも-0.6秒差の圧勝なのでインパクトとしては大きいレースになる。
レースタイプとしては「有酸素運動戦」になるし、ホープフルSに向けてのレースとしては上々だと思う。

今回のホープフルSについて。
前走の出遅れがちょっと気になるところではあるが、ゲートが開く前に横を見てしまいタイミングがズレるといった形。新馬戦では好スタートを決めているし大きな不安ではないかな。比較的序盤のダッシュ力もあるし、枠さえ極端じゃなければスタートを決めれば縦のポジションもしっかり取れるタイプだと思う。
今の中山コースは時計の掛かる馬場なので、今までのレースよりも有酸素運動戦が強く求められる可能性はあるが、葉牡丹賞で「後半型ロングスパート戦の有酸素運動戦」をクリアしているし、◎は比較的打ちやすい馬だと思っている。
極端に内々が有利なレースになるとは思っていないので、最終予想の脚質と展開想定で内から2列目ぐらいまでで立ち回れるような枠の並びなら、重たい印を打ちたいところ。

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