数年前から海外から来ている外国人の世話をすることが増えた
主にネパール人などなのだが、彼らに面倒ごとや色々な書類の翻訳などを
頼まれたりしている兼ね合いから、
友人はそんな私をワールドワイド便利屋と呼ぶ

朝8時　近所のネパール人から電話

ネ「ぁーディデイ（私の事）大変なのよ」
カナコ「どしたの何があったん」

彼はもう数年日本で働いているのだが
奥さんも含め数人のネパール人が
同じアパートのそれぞれの部屋に住んでいる
便利だという理由で
私の超近所にみんなで引っ越しをしてきたのだ
そのせいでなんだかんだとこき使われている

ネ「あー、今FBのチャットにガゾおくりました見て」
カ「いやいや、いまPCみれん」　おきたばっかやぞ

ネ「困ったのね」
何あったのかは知らんがなんか嫌な予感がする

カ「わかった、店に行くからまってて」
ネ「わかたーまってるー」

店に向かう
店はうちから車で5分程だ
ついた私に紙を見せる

どうも借りてる部屋の
1部屋のガス代が支払われてなかった模様で
その部屋のガスが止められたらしい

その通知書の紙だった

カナコ「えーと、〇〇号室って今は誰だっけ？」

ネ「あー、今はビカスさん（仮名）」

カ「ビカスね、了解、いままでガスの支払いの紙きてなかったん？」

ネ「ちょとまって」
傍にいたコックさんに聞く

（今度はいったのはこの人かーｗ）

ネ「来てなかった言ってる」

カ「えーと、前に入ってたのって、ラジュ（仮名）だよね」

ネ「ラジュさんはぎんこからギャスのおちるしてた
　　けど、ひこしたからやめた」

カ「うん、その手続き私がしたもん」

ネ「えーと、なぜギャス紙ないですか？」

わしに聞かれても困る

振り込み票の会社に電話するも出ない

気づく

あ。今日土曜日だ（汗）

カナコ「大変だ！今日土曜日だよ、今日も明日も休み
　　　ギャスカンパニークローズド！！」

あ、って顔でしまったと気付くネパール人

カ「とりあえず、シャワーはあんたの部屋のつかいなさい　
それか銭湯行きなさい、チケットあるね？」

ネ「はい、チケットもってます」

おけおけ、

火曜日までにはなんとかするから、まっててと言うと

ネ「ぁー、ごはんちゅくるの　どしたらいいですか」

カ「店で食べてもらうか、
あんたの部屋で作るしかないんじゃないかな・・・」

ネ「ぁー・・・」

カナコ「ええい、ちょいまってて　

フェリベントラ！（またあとで）」

ダッシュで家に帰って、カセットコンロの本体を持ってきた

途中のスーパーでカセコンのボンベも買う

店に戻って、、

カナコ「うぉーし！ポータブルギャステーブルと
ギャスボンベもってきたぞー」

拍手で迎えるネパール人

使い方わかる？と聞くとわかるという

だが心配の種はまだある

カナコ「いいかい、きみらの部屋は床暖が入ってるから
ボンベを決して床に置くな
　
使い終わったボンベも置いちゃだめだよ

エクスプロージョン（爆発）するからね？」

うっ、と言う顔で受け取る二人　

こんだけ言って置けば大丈夫かな・・・

月曜にガス屋に電話して支払いの変更と
契約者の名前変更と言う事で在留許可カードをコピーする
早ければ火曜には復帰するだろう

わしがせなあかんのだけどな！

カナコ「宅配サイトの使用状況はどうなん？」
ネ「あーなにかわからないのあったきてる」

カナコ「封書？出して」

ざっと目を通すと単なるお知らせのようだった

カナコ「これは問題なし、他になんか問題ある？」

ネ「デリバリのおかねのこれ、これであってます？」

カナコ「うん、これが手数料で、、、大丈夫だよ」

大丈夫と言われて笑顔になる二人

ネ「ぁー！ディディ、あさごはんたべる！わたしちゅくるよー」

カナコ「時間がねぇからかえるー」

ネ「ごはんたべきてー」

取りすがる二人を振り切って

はいはいーで

家に帰ると12時近く

・・・・もう今日は何もする気が起きない・・・

（ここまでのやり取りはすべて無給で行われております・smile）

でも困ったときはお互い様だから　
少しでも役立つといいなぁ

月曜の電話を忘れないようにせねばいけないが・・・

こんな日もある